以前、45歳で副業を始めた頃のことや、「何から始めたらいいのか分からなかった」という経験について書きました。
▶︎ 「起業したい。でも何から始めたらいい?」45歳の私も、最初はそこからでした
私は45歳からWebデザインを学び、副業を始めました。
始めた頃は、パソコンもSNSも得意だったわけではありません。
それでも試行錯誤を続けるうちに、楽天の商品ページ制作に携わり、担当した商品が週間ランキング1位を獲得。LPデザインの仕事で月30万円を達成することもできました。
その後、デザイナー仲間の相談に乗ったことをきっかけにコーチングを始め、講座開講から4か月で売上100万円を達成しました。
だから私は、40代からでも副業を始めるのは遅くないと本気で思っています。
ただ、これから副業を始める40代の人に、もう一つ伝えておきたいことがあります。
それは、
若い人と同じように頑張らなくてもいい
ということです。
……と言っている私ですが(笑)。
副業を始めた頃の私は、むしろ真逆でした。
「45歳から始めるんやから、若い人と同じことをやっていたらあかん」
そう思い、年齢の差を埋めるために、とにかくたくさん行動しようと決めていました。
実際、めちゃくちゃやりました。
だから私は、「頑張らなくていいよ」と言いたいわけではありません。
新しいことを始めるなら、勉強も行動も必要です。
でも今振り返ると、
「全部ちゃんとやりながら、副業まで全力でやろう」とする必要はなかった。
そう思っています。
45歳、「若い人の3倍やる」と決めた
Webデザインの勉強を始めた頃、私は朝4時半に起きていました。
当時やっていた仕事は、
・コンビニの店員
・放課後等デイサービスの指導員
・スイミングスクールのコーチ
仕事は一つではありませんでした。
そこに、3人の子どもの育児と家事があります。
土日もゆっくり寝ていられるわけではなく、朝5時半に起きて子どもの朝練の送迎をしていました。
では、いつWebデザインを勉強するのか。
朝と、子どもが寝たあとです。
朝4時半から勉強し、夜は子どもが寝た22時半頃から、深夜1〜2時まで制作することもありました。
今なら、「そら寝不足になるわ!」と思います。
でも当時の私は必死でした。
講座に入る前から、
年齢が上なんだから、その分たくさんやろう。
そう決めていたんです。
そのおかげもあり、制作スピードは決して遅くなかったと思います。
何より、デザインを作ることが楽しくて、時間を忘れるくらい夢中になっていました。
後から始めた若い人が、先に案件を取っていく
それだけやっていても、焦ることはありました。
自分より後から講座に入ってきた若い人が、私より先に案件を取り、どんどん稼いでいく。
そんな姿を見て、
「私はまだや」と思うこともありました。
もう一つ、うらやましかったのが「交流会」や「飲み会」です。
子どもがいない人や、時間を自由に使える人は、二次会、三次会まで残れます。
最後まで残っているからこそ聞ける話があったり、そこで距離が縮まったり、仕事につながったりすることもあります。
私は帰らないといけない。
「もっとここにいたいな」と思っても、母親としての生活があります。
これは、努力だけではどうにもなりません。
今なら分かります。
同じ24時間でも、自由に使える時間は人によって全然違う。
なのに当時の私は、
「時間がないなら、ある時間でもっとやればいい」と考えていました。
気づけば3か月で3キロ痩せていた
当然、その頑張り方にはしわ寄せがきました。
ずっと寝不足で、家も散らかる。
晩ご飯を作る時間がなくて、スーパーで買ってきたお惣菜を、パックのまま子どもたちに出すこともありました。
制作に夢中になると、お昼ご飯まで忘れてしまう。
気づけば、3か月で3キロ痩せていました。
「痩せてラッキー!」なんて状態ではありません。
鏡を見るのが嫌になるくらいげっそりして、体力も落ちてしまったんです。
スイミングスクールのコーチとしてプールに入ると、痩せすぎたせいなのか、とにかく寒い。
「これはさすがにまずいな」と思いました。
そんな頃、学校から帰ってきた次男が、私にこう聞くようになりました。
「母ちゃん、お昼食べた?」
「あ、忘れてた」
そう答えると、カップラーメンを作って持ってきてくれるんです。
めちゃくちゃうれしかったです。
でも同時に、
子どもに自分の昼ご飯を心配されている私って……(笑)
とも思いました。
そこでようやく、少しやり方を変えました。
お昼ご飯の時間だけは、必ずパソコンから離れる。
テレビをつけて環境を変え、ちゃんとご飯を食べる。
パソコンの横には簡単に食べられるものを置き、お腹が空いたらすぐ口に入れられるようにする。
ものすごく小さな工夫です。
でも、この頃から少しずつ、
頑張ることより、「頑張り続けられる状態」をつくることのほうが
大事なんじゃないか
と思うようになりました。
変えたのは、家事を完璧にやろうとする考え方
今は、朝4時半起きをやめました。
早くても5時半くらいです。
そして何より変わったのが、
家事を完璧にやろうとするのをやめたこと。
昔の私は、髪の毛が一本落ちているだけでも気になって、掃除機をかけるような人でした。
今は、洗い物が山のようにたまっていても、だいぶ平気です(笑)。
「洗濯も毎日しなくてええやん」と思えるようになりました。
掃除機だって、毎日かけていないかもしれません(笑)。
そして、「母親なんだから、私が全部やる」
という考え方もやめました。
長男には、洗濯物の取り入れ。
次男には、ご飯を炊くこと。
長女には、テーブル拭きと玄関の靴そろえ。
それぞれに、できることをお願いしています。
日曜日には、
「今日は仕事をしない!」
と決めて、子ども優先で出かけることもできるようになりました。
副業を続けるために私が変えたのは、副業に対する気持ちではありません。
何もかも100点にしようとする考え方でした。
40代だからこそ、仕事につながったものもあった
副業を始めた頃は、「45歳」という年齢をハンデのように感じていました。でも、続けていくと逆のことも起こり始めました。
周りのデザイナー仲間から、相談を受けることが増えたんです。
仕事だけではありません。
子育てのこと。
人間関係のこと。
これからの働き方のこと。
私はこれまで、いろいろな仕事をして、子育てをして、うまくいかないこともたくさん経験してきました。
その一つひとつを、以前は「特別なスキル」だなんて思っていませんでした。
むしろ、「なんで私ばっかり、こんな経験をするんやろ」
と思ったことだってあります。
でも、人の相談に乗るようになって気づきました。
私が経験してきたことが、誰かに共感するための引き出しになっている。
Webデザインを学ぶために入った場所で人の相談に乗るようになり、それが今のコーチングの仕事にもつながりました。
45歳のときには、まったく想像していなかった未来です。
年齢を重ねているということは、若い人より遅れているということだけではありません。
それだけ、
仕事にできるかもしれない経験をたくさん持っている
ということでもあるんです。
▶︎ 「私には何もない」と思っていた普通のおかんが、自分の仕事をつくるまで
「私には何もない」と思っている人ほど、一度これまでの経験を振り返ってみてほしいと思います。
40代から副業を始めるなら、見直してほしい3つのこと
私自身の経験から、40代から副業を始める人には、次の3つを一度考えてみてほしいです。
1.誰かと同じ行動量を目標にしていないか
SNSで見える誰かの生活と、自分の生活は違います。
「毎日3時間勉強すること」が、全員にとっての正解ではありません。
誰かの行動量をそのまままねするのではなく、自分が続けられる量を考えることが大切です。
2.全部を100点にしようとしていないか
副業100点。
本業100点。
家事100点。
育児100点。
全部やったら400点です(笑)。
無理です。
手を抜けるところは抜く。
誰かにお願いできることはお願いする。
それも、副業を続けるための立派な工夫です。
3.できなかった日に、自分を責めていないか
今日は勉強できなかった。
SNSを更新できなかった。
仕事が思うように進まなかった。
そんな日はあります。
そこで、「やっぱり私はダメ」にしないこと。
「今日はそんな日やったな。また明日やろ」
くらいでいいんです。
「自分の場合、どうしたらいい?」が分からない人へ
ここまで読んで、
「言っていることは分かる。でも、自分の場合は何を変えたらいいんだろう」「そもそも、どんな副業が自分に合っているのか分からない」
と思った人もいるかもしれません。
副業は、Webデザインやライティングなど、身につけるスキルを決める前に、
今の自分の生活、経験、得意なこと、使える時間を整理すること
も大切です。
私は現在、「まだ何を始めるか決まっていない」という段階から、仕事や副業について一緒に整理する相談もしています。
たとえば、
・副業を始めたいけれど、自分に何ができるか分からない
・やりたいことが多くて、何から手をつければいいか決められない
・家事や子育てと副業をどう両立すればいいか悩んでいる
・頑張っているのに「何もできていない」と感じる
・自分に合った働き方を一度整理したい
そんな状態でも大丈夫です。
私が「あなたはこれをやるべき」と答えを決めるのではありません。
これまでの経験や今の生活を一緒に整理しながら、
「じゃあ、まず何からやってみる?」を見つけていきます。
▶︎ 副業・働き方について相談したい方はこちら
まだサービスにするものが決まっていなくても大丈夫です。
むしろ「何ができるか分からない」というところから、一緒に探していけばいいと思っています。
まとめ|40代の副業は、一気に走るより「やめない」
45歳の私は、若い人に追いつこうとして、とにかく全力で走りました。
あの頃の頑張りがあったから、今がある。
だから、「頑張らなくていい」とは思いません。
でも今なら、45歳の私にこう言います。
「頑張るのはええ。でも、全部頑張らんでええで」
40代からの副業で一番もったいないのは、一気に頑張りすぎて、
「やっぱり私には無理」
と、全部やめてしまうことです。
できない日があっても、また始めればいい。
若い人と同じ頑張り方ではなく、
今の自分の生活に合った「続けられる頑張り方」を見つける。
それが、45歳から副業を始めた私が今、一番伝えたいことです。
今日も読んでくれてありがとうございました
🍀たーたんおかん🍀