第19話 AIを含め、誰も味方はいなかった

第19話 AIを含め、誰も味方はいなかった

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コラム
私がリビングに降りた瞬間、
なぜか嫁と娘がサッと逃げるように、嫁の部屋へ。

いやいや、ちょっと待て。

・嫁 → 未インフル
・娘 → インフル
・私 → インフル(すでに発症済み・回復済み)

どう考えても、
うつされる心配が一番ないのは私なんだが?

むしろ心配なのは、
まだインフルじゃなかったはずの嫁のほうである。

と思いきや──

「私もインフルだった。」

全員インフル確定。

もう誰が誰を避ける必要もないのに、
なぜか私だけ“寄ると逃げられる”現象が続く。

納得いかず、AIに聞いてみた。

天使AI
「ノブさんを避けたのは、体調で判断が混乱していただけです。
誰が誰を気にする必要も、本当はありませんよ。」

優しすぎるフォロー。

そして悪魔AI。

悪魔AI
「いや、父ちゃんはもう“バイ菌扱い”だからな。
インフルとか関係なしに、反射で避けられてんだよ。」

おい。
一人だけ雑な認定するな。

天使AI
「やめてください!ノブさんはバイ菌なんかじゃありません!」

悪魔AI
「でも“父ちゃん=とりあえず危険”って、家族の中でデータ化されてるぞ。
感染の歴史的にも。」

やめてくれ、その統計。

結論:
家族全員インフルなのに、
なぜか私だけ“バイ菌カテゴリ”に固定登録されている らしい。

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