お盆中はこの宇宙を味わうぜいたくな時間/そして僕の水槽の仲間たち

お盆中はこの宇宙を味わうぜいたくな時間/そして僕の水槽の仲間たち

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コラム
我が家はあまり遠出しません。というか、外にでることがあまりありません。

休みの日は家でゴロゴロしていて、たまにリビングに来てテレビ見ながら雑談をし、お菓子を食べ、たまに一緒に外食し、買い物し、カラオケ屋さんとかに行きます。

家でゴロゴロしている時間の価値。
皆が狭い空間でいつもうろうろしているだけだけれど、それでいいじゃん、という感じです。

僕は水槽を眺めるのが好きです。
今日は少し掃除をしましたよ。

こんな狭い世界に閉じ込めてしまってごめんね。
でも、数種類の生物が、ここではケンカせずに仲良く暮らしています。

水野流れの強いところ、弱いところ、水草に隠れるところ、島があってそのうえに植物が茂っているところ、コケがびっしり生えているところ、砂利のなかの世界。

小さいけれど、魚たちはそれなりに動き回り、この世界を楽しんでいるような気がします。
それを見ている僕の喜び。

彼らにとってはこの水槽の中がすべて。
でも、お魚が鮮やかな色を発しているのは、ストレスを受けずに健康でいる証拠だろうと、とりあえず僕は満足しています。

なるべくストレスを与えないように、掃除をするときの手の動きはゆっくりと、音を出さないように注意してやります。

魚にとって僕は得体の知れない巨大生物でしょう。

でも、僕がやってくると、「エサくれー」という反応をして、ビチビチと激しく泳ぎ回ります。

魚たちは僕をどう思っているのかな。
あちらから見れば、僕のいる世界が「あっちの世界」。

あいつ何してるんだろう?

と思われているのかな。

水槽の世界はちっぽけだけど、僕のいる世界もちっぽけだよ。
この家も、この地球もね。

その薄っぺらい地表に張り付いて今日も生きている。

でも心のなかでは宇宙を考えたりもします。
この家も、この水槽も、この宇宙における奇跡。

生物の進化の果てに、水槽の生物たちも、僕たちも。
同じように生きている、その時間はほんの一瞬だけど、たしかに、ともに、存在しているのでしょう。

その奇跡を味わうのに、場所は関係ないなあ。
旅行をしなくても、僕はこの宇宙のなかにいて、この宇宙を家族や魚たちと一緒に味わっています。







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