声が震えても、最後まで読み切れるスピーチ原稿の作り方

声が震えても、最後まで読み切れるスピーチ原稿の作り方

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学び
中学生のとき、大勢の前で話す場面がありました。
話しはじめて少しすると、手も足も、声も、全身が震えはじめました。そのときは何が起きているのか分からず、あとになって「あれが緊張というものだったのか」と気づきました。

あのとき、もし手元の紙に「ここで息を吸う」と書いてあったら、もう少しちがったと思います。
いまは人の話す原稿を書く仕事をしていますが、いちばん大事にしているのは、うまい文章より「震えても読み切れること」です。

結婚式の友人代表や、送別会のあいさつを頼まれて、いまから不安な人に向けて、原稿の段階でできることを5つ書きます。

■1.息つぎの場所を「/」で書いておく
緊張すると、息が浅くなって、一文の途中で苦しくなります。
原稿の中に「/」を書いて、そこで必ず息を吸うと決めておきます。

(例)
ケンタくんと初めて話したのは、/大学一年の、雨の日でした。

本番では「/」が来たら吸う、それだけを考えれば大丈夫です。

■2.一文を短く切る
長い文は、途中でどこを読んでいるか分からなくなります。
目安は、一文20字前後。「〜で、〜して、〜なので」とつながる文は、二つか三つに切ります。

■3.笑いを待つ所に(間)と書く
ちょっと笑ってほしい所の後ろに「(間)」と書いておきます。
笑いが来たら待つ。来なくても、一拍おいて次の文へ進む。どちらでも止まらずにすみます。
「ウケなかったらどうしよう」という不安が、これだけでかなり軽くなります。

■4.最初の一文だけは、覚えてしまう
いちばん震えやすいのは、話しはじめの数秒です。
最初の一文(「ただいまご紹介にあずかりました、〇〇です」)だけは、紙を見ないで言えるようにしておきます。顔を上げて一文言えると、そのあとが落ち着きます。

■5.声に出して、時間を計る
黙って読むのと、声に出すのとでは、長さがまるでちがいます。
ゆっくり読んで、1分でおよそ300字が目安です。3分のスピーチなら900字前後。
一度、本番と同じ速さで読んで、時間を計っておくと安心です。

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原稿に印を書きこむのは、上手に話すためではなく、震えても止まらないためです。
声が震えても、最後まで読み切れたら、それで十分伝わります。

緊張しやすい方のために、息つぎと間の印をつけた「読み上げ用の原稿」をお作りしています。人前で話す予定があって不安な方は、気軽にご相談ください。
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