「不安って何さ？」心配事が多い…そんなあなたへ

さてさて、本日は、

「不安とは一体何なのか」

このテーマについて一緒に考えてみましょう。

不安って何さ？

そもそも心配や不安はどのように生じるのでしょうか？

健康に対する不安は日本の医療システムの不備にが原因なのでしょうか？

老後の生活への不安は国の経済政策に問題があのでしょうか？

あなたは今、心の中を支配するその不安の原因が、周囲の状況や外部の要因にあると考えていませんか？

いや、その考え方はとっても理解できるんです。

実際私もそう思ってしまうこと、多々あります。

しかし、ぜひ発想を転換してみてください。

「心配や不安の原因は、すべて自分の中にある」

と考えてみることが大切です。

不安は「欲」から生まれる産物

例えば、同じ悩みを持つ人がいるとしましょう。

一方の人は前向きに生きていて、

もう一方の人は常に不安に支配されています。

この違いは一体どこにあるのでしょうか？

この点について少し、考えてみてください。

不安は「欲」から生まれます。

手に入れたものだけでは満足できず、もっと欲しいとなる気持ち。

誰にだって経験があると思います。

手に入れることができた幸せよりも、

もっと欲しいと思う不満の方が大きくなり、

それがいつしか手に入らない「不安」と結びつくのです。

また、手に入れたものを手放したくないという欲も不安に大きく影響します。

この世界には変化しないものなどありません。

太陽もいつか消え去り、海も水たまりほどの大きさに縮小し、最終的には消えてなくなります。

この世には常に移り行き、変化しているのです。

人の気持ちも、あなた自身の気持ちだって必ず変化します。

子供の頃から変わらい人間にあったら気をつけてください。

”そいつはもはや人間じゃな〜い。”

この変化への拒絶と現状維持への執着から、目の前の幸せを見落とし、不確かな不安に追いかけられる状況が生まれ、それがあなたをずっと苦しめているのです。

欲しいものが100%完璧に揃うことはあるのでしょうか？

もし揃ったとしても、それは本当に幸せだと言えるでしょうか？

不安や心配は、外からやってくるのではなく、自分自身がそれを生み出しているのです。

同じ悩みを持つ人がいても、不安を感じない人はそれを無意識にでも理解しているんです。

心配や不安の原因は自分の心の中にあることを自覚し、探ってみてる習慣を作ってください。

不安というモンスターの正体

例えば、今心配に思っていることや不安に思っていることを紙にすべて書き出してみましょう。

書き出したら、今日解決しないといけない、緊急かつ危険性のあるものから順に並び替えてください。

並び替えたら、上から一つずつ順番に見ていきましょう。

冷静にどうすれば解決できるかを考えてみてください。

ひとつひとつは実は大したことではないと気づくはずです。

それぞれの問題が頭の中でぐるぐると回り、大きな得体の知れないモンスターになっていただけ。

そのモンスターに恐怖し、

「解決なんてできない…」って心理に行き着いてしまうんです。

ですから、まずひとつひとつを単体に戻し、

それぞれと向き合えば見えてきます。

解決が難しい問題など、ほぼないと言ってもいいでしょう。

そしてここからがポイント。

今日解決しないといけない問題や不安はひとつもないことがわかるはずです。

あなたが紙にかいて、並べた直したその不安の種（問題）

それを解決するのは、明日でもいいし明後日でもいいし、必要ならその時に考えれば良いという問題がほとんどだと思います。

そして、客観的に自分の心の中を覗いてみると、今、考える必要のない問題にとらわれて、その1時間を、いや1日を無駄にしていることを再認識できると思います。

他人ではなく、自分を観察する

つまり、他人のことや外的要因よりも、自分を観察することで不安は小さくなるんです。

不安や怒りなどの感情を抑えるためには、他人ではなく自分自身を観察しなければいけません。

そして、最も重要なことは、「私たちに他人を管理することはできない」ということを知ることです。

他人を制御して、自分の不安を解消しようとすること自体が間違えているし、そもそもそんなことは不可能なのです。

しかし、自分を制御することは可能です。

常に自分を観察する習慣を身につけましょう。

他人のことは気にせず、自分の心を観察することで感情が暴走する危険も、不安も、そして心配事もどんどんと少なくなっていきます。

そうすることで、物質的な（または他者への）執着がなくなり、本当の心の安泰が訪れるはずです。

どうか幸せになってくださいね。

今、不安におしつぶられそうな人へ、少しでも助けとなれば幸いです。