もう一度人生をやり直せるなら…
今度はもっと、間違いをおかそう。
もっとくつろぎ、もっと肩の力を抜こう。
絶対にこんなに完璧な人間ではなく、
もっと、もっと、愚かな人間になろう。
この世には実際、それほど真剣に思い煩うことなど殆ど無いのだ。
もっと馬鹿になろう、
もっと騒ごう、
もっと不衛生に生きよう。
もっとたくさんのチャンスをつかみ、
行ったことのない場所にも、
もっともっとたくさん行こう。
もっと本当の厄介ごとを抱え込み、
頭の中だけで想像する厄介ごとは出来る限り減らそう。
もう一度最初から人生をやり直せるなら、
春はもっと早くから裸足になり、
秋はもっと遅くまで裸足でいよう。
もっとたくさん冒険をし、
もっとたくさんのメリーゴーランドに乗り、
もっとたくさんの夕日を見て、
もっとたくさんの子供たちと真剣に遊ぼう。
もう一度人生をやり直せるなら…
だが、見ての通り、私はもうやり直しがきかない。
私たちは人生をあまりに厳格に考えすぎていないか?
自分に規制をひき、他人の目を気にして、
起こりもしない未来を思い煩ってはクヨクヨ悩んだり、
構えたり、
落ち込んだり …
もっとリラックスしよう、
もっとシンプルに生きよう
たまには馬鹿になったり、無鉄砲な事をして、
人生に潤いや活気、情熱や楽しさを取り戻そう。
人生は完璧にはいかない、
だからこそ、生きがいがある。
この詩はですね、
若い時から、そして今も、
人生に疲れたときに幾度となく助けられた言葉です。
「もっと気楽に、もっと自由に、
起こってもいない未来の不安などに縛られず、
目の前の楽しいことを全力で楽しみなさい。」
いつもそう言ってくれているようでね、救われます。
そして95年間という長い歳月を生きてこられた方の言葉だからこそ、そこに真実があると思います。
生きていると色んな苦痛や苦悩にぶち当たりますよね。
他人から見れば、「その程度のことで。」と
吐き捨てられることのほうが、まあ多いでしょう。
しかし【絶望】は十人十色、人からすれば些細なことでも、
自分の中では、地球上のすべてに見放されてしまっている、
そんなふうに思います。
そんなとき、どうかこの言葉を思い出してください。
あなたはまだまだ大丈夫。
人生はどうやら適当でいいみたいですよ。