先日、11月2日に発足する防災庁と、全国民への「3日分の備蓄」の緊急要請について占断した。
するとThreadsで、こんな趣旨のコメントをいただいた。
「世界中で同じように備蓄を呼びかけ始めているから、何かあるのでは?」
確かに、それは気になる。
僕は日本の防災庁については調べていたけれど、海外の動向までは十分に確認していなかった。
ちょっと片手落ちだったね。
そこで今回は、各国政府の公式発表を調べ直したうえで、EU・英国・ノルウェー・日本のホロスコープを比較してみた。
世界各国が備蓄を呼びかけるのは、何か共通の危機が迫っているからなのだろうか?
それとも、別の流れがあるのだろうか?
世界各国で備蓄を呼びかけているのは本当だった
まず、確認できた事実から。
調べてみると、確かに複数の国や地域で、危機への備えを強化する動きが進んでいた。
ただし、始まった時期も内容も、それぞれ違う。
2024年11月18日、フィンランド。
政府が、国民向けに危機への備えをまとめた新しいガイドを公開した。
対象は停電や断水、通信障害、異常気象だけでなく、感染症や軍事紛争などにも及ぶ。
家庭で最低72時間分の食料や水などを備えるという考え方も示されている。
2025年3月26日、EU。
欧州委員会が、危機への対応力を強化する戦略を発表した。
各家庭に最低72時間分の備えを促すだけでなく、病院や交通、通信など、社会を維持するための仕組みを強化する内容だ。
想定する危機には、自然災害、サイバー攻撃、軍事的な緊張も含まれている。
2025年7月9日、再びEU。
今度は家庭の備蓄ではなく、国家レベルの備蓄戦略が発表された。
食料、燃料、医薬品などの重要物資をどう確保するかという話だ。
特に興味深かったのが、備蓄の不足や重複を把握し、加盟国間で協力する仕組みや、輸送・物流を強化するという内容だった。
物資を持っているだけではなく、必要な場所へ届けることまで考えているわけだ。
2026年10月22日、英国。
英国政府が、家庭での備えを強化する新しいキャンペーンを開始した。
停電や断水、通信障害などが起きた場合に備え、3日分の水や食料を準備するよう呼びかけている。
ただし、英国では2024年5月から同様の防災案内を行っていた。
今回突然始まったわけではない。
しかも英国政府は、フランスやオランダなど、他の欧州諸国の取り組みを参考にしたことまで説明している。
2026年10月26日、ノルウェー。
こちらでは防災啓発週間が始まった。
今年のテーマは、携帯電話やインターネットが使えなくなった場合への備え。
ノルウェーは、家庭で1週間生活できるようにすることを推奨している。
ただ、この防災啓発週間も以前から毎年実施されているものだ。
そして日本では、2026年11月2日に防災庁が発足する。
その初日に、国民や自治体などへ防災対策の強化を求める緊急要請が出される予定だ。
こうして並べると、確かに世界中で同じ方向へ進んでいるように見える。
でも、世界各国が2026年10月になって突然、同時に備蓄を呼びかけ始めたわけではないことも分かった。
少なくとも欧州では、以前から進められていた政策が、段階的に具体化してきた面がある。
それから、日本の「緊急要請」という言葉にも、ちょっと引っかかるものがある。
備蓄そのものは以前から呼びかけられていたし、今回も防災庁の発足に合わせて防災対策を強化するという話だ。
だったら、わざわざ「緊急」という言葉を使う必要があったのだろうか?
これでは政府が何か差し迫った危機を知っているのではないか、と疑われても不思議ではない。
実際、細野大臣は後から、特定の災害の予知情報があったわけではないと説明している。
備蓄を呼びかけること自体は必要だと思う。でも、不安を招いてから説明を補うくらいなら、最初からもう少し言葉を選んだ方が良かったんじゃないかな。
ちょっとセンスが悪かったと思うんだよね。
では、占星術ではこの流れをどう読むのだろう?
EUのホロスコープが示していたもの
まず調べたのは、2025年3月26日のEUの危機対応戦略発表図。
この図では、複数の天体が一つの場所に集まっていた。
その中には、人々を保護したり、協力関係を整えたりする力を表す天体が強い状態で存在していた。
一方で、情報の整理や調整に関係する天体には弱さも見える。
これを国家間の政策として読むと、危機に対応するための大きな方針は打ち出せるものの、実際に各国の制度を調整し、運用する部分には課題が残るという解釈になる。
EUは単一の国家ではない。
加盟国ごとに法律も予算も事情も違う。
だから共通の方針を示すだけではなく、それを各国で実行できるようにしなければならない。
この図からは、一つの危機が迫っているというより、危機に備える仕組みそのものを作り直す動きが強く感じられた。
ただし、これは発表された政策とホロスコープの象徴を照合した結果だ。
占いだけで、EUが何らかの秘密情報を持っていると判断したわけではない。
英国とノルウェーの図には共通点があった
次に、2026年10月22日の英国と、26日のノルウェーのホロスコープを比較した。
この二つは発表日が近いため、天体の配置も非常によく似ている。
特徴的だったのは、国家の指導力や現場での実行力に弱さを示す配置がある一方、人々を守ることや、協力によって問題を補うことに関係する天体が強い状態だったことだ。
僕はここを、国が危機に対応する必要性を強く認識しながらも、政府だけですべてに対応するのは難しく、家庭や地域にも協力を求める流れとして読んだ。
これは英国のキャンペーンとも重なる。
英国政府は、備えられる家庭が事前に備えることで、緊急時に公的な救援機関が、特に支援を必要とする人へ対応しやすくなると説明している。
ただし、この説明は政府が公的支援を縮小すると宣言したものではない。
そこは区別しておきたい。
そしてノルウェー。
こちらは同じような大きな配置の中でも、人々に具体的な行動を促すという象徴が加わる。
実際に今年の啓発週間では、通信が途絶えたとき、住民がどこで情報を得られるのかという点にも力を入れている。
自治体に対して、電子通信が使えなくても情報を届けられる拠点を設けるよう呼びかけているんだよね。
これは大事だと思う。
だって、スマートフォンが使えなければ、災害情報を検索することもできない。
電気が止まったら充電もできない。
普段は当たり前に使っている仕組みが、非常時にも使えるとは限らないわけだ。
英国とノルウェーの図からは、何かが起こることそのものより、社会の機能が止まった場合にどう行動するのかという問題が浮かび上がってきた。
もっとも、数日しか違わないホロスコープが似ているのは当然なので、これを両国が秘密裏に連携している証拠とは考えない。
日本の防災庁はどうなのか?
日本の11月2日の発足図では、国民の生活や安全を守ることに関係する象徴が強い。
しかし、現場での対応や実行力については、課題を示す配置も見られた。
ここは前の記事でも気になった部分だ。
制度を作ることと、その制度が実際に機能することは違う。
例えば、災害に備えて大量の食料を用意したとする。
でも、倉庫が倒壊して取り出せなかったら?
道路が寸断されて運べなかったら?
通信が止まって、どこに物資が必要なのか分からなくなったら?
いくら備蓄していても、必要な人に届けられなければ意味がない。
そこで気になって、日本政府の備蓄状況も確認してみた。
10月27日の細野大臣の会見によると、国はすでに全国10地域・11か所に分散備蓄拠点を整備しているそうだ。
来年度は拠点をさらに増やす方針も示している。
つまり、国も備蓄の分散は考えている。
ちなみに、こうした国の拠点では、段ボールベッドや簡易トイレなど、災害発生後すぐには調達しにくい物資を中心に備蓄している。
ただ、拠点の数だけでは分からないこともある。
何をどれだけ備蓄しているのか。
災害時に倉庫から取り出せるのか。
どのくらいの時間で被災地へ届けられるのか。
備蓄の分散と、物流や情報伝達の仕組みをセットで考えなければならない。
今回の占断では、このあたりが今後の重要な課題として現れるように感じた。
東京で大災害が起きたら、3日分で足りるのか?
それから、日本にはもう一つ大きな問題がある。
東京への一極集中だ。
2011年の東日本大震災を覚えているだろうか。
東京が震源ではなかったにもかかわらず、鉄道は止まり、首都圏では推計約515万人が帰宅困難になった。
東京都内に勤めている人が、都内に住んでいるとは限らない。
神奈川、千葉、埼玉から電車で1時間以上かけて通勤している人も珍しくない。
加えて、東京湾岸には埋立地も多い。
もし首都直下地震で、道路や鉄道、通信、電気、水道が広範囲に被害を受けたらどうなるのだろう。
しかも東京には、国の中枢機能も集中している。
政府は代替拠点などの対策を用意しているけれど、被災者への支援と政府機能の維持を同時に行わなければならない。
これは他の地域での災害とは違う難しさだと思う。
そして、日本人は仕事熱心だからね。
災害が起きても、翌日には出社しようとする人や、出社させようとする会社もありそうだw
でも、交通が混乱しているときに人々が一斉に移動すれば、救急車や消防車、物資を運ぶ車まで動きにくくなる。
だから政府も、大規模地震の際にはむやみに移動せず、職場が安全なら原則3日間はとどまるよう呼びかけている。
ここで一つ疑問が出てくる。
家に3日分の備蓄があっても、会社から帰れなければ使えないじゃん?
だったら家庭だけでなく、職場にも備蓄が必要だよね。
そして当然、会社が通常の業務を止める判断も必要になる。
「3日分の備蓄を持っていること」と「3日間安全に生活できること」は、同じではない。
まして、3日経てば必ず国から支援物資が届くという保証があるわけでもない。
僕は最低限の備蓄は必要だと思っている。
ただ、それと同じくらい、備蓄を本当に役立てられる仕組みが重要だと思うんだ。
自助ばかりが強調されていないか?
ここで気になるのが、国民に求められる自助と、国が担う公助の関係だ。
もちろん、家庭でできる備えをしておくことは必要だと思う。
でも、災害によって家を失った人や、経済的に十分な備蓄ができない人もいる。
自分で備えることが難しい人を、誰がどう支えるのか。
そこまで考えなければ、本当の防災対策にはならない。
10月20日の会見では、細野大臣も自治体によって防災体制や備蓄の状況に差があると説明している。
防災庁ができても、国がすべてを直接行えるわけではない。
だから自治体の役割も重要になる。
でも、そのことと国が十分な支援を行う責任は、別の問題だよね。
国民に備蓄を求める動きだけが進み、公的な支援体制が置き去りになってしまったら困る。
一方で、政府は備蓄拠点を整備し、来年度の予算要求でも増設を目指している。
防災庁関係の概算要求額も前年度を大きく上回っているけれど、実際にどれだけ予算が認められ、それが現場の支援能力につながるのかは、これから確認する必要がある。
だから、単純に「国が国民を見捨てようとしている」と決めつけることもできない。
自助を求める動きと、公助の充実が本当に両立しているのか。
今回の占断では、ここを特に注目したい。
2026年末までに何が起こりそう?
各国の発表図を比較すると、僕には危機対応の制度や役割分担を見直す流れが、しばらく続くように見える。
特に日本では、新しい組織を作って終わりではなく、その後の具体的な運用が問題になりそうだ。
まず11月中旬から年末にかけて、備蓄の確保だけでなく、物資の調達や配送、自治体との情報共有について追加の説明や調整が出てくるかに注目したい。
次に、通信が使えない状況で住民へ情報を届ける方法だ。
ノルウェーでは、すでに自治体が代替の情報提供拠点を考える取り組みが始まっている。
日本でも同じように、デジタル機器だけに頼らない連絡体制を具体化できるのか。
そして、国・自治体・企業・国民の責任分担。
誰が備蓄を確保して、誰が輸送し、誰が費用を負担するのか。
この部分について、今後さらに議論が出てくるのではないかと読んでいる。
なお、防災庁が11月2日に発足することや、政府が年内をめどに緊急要請への対応状況を確認する方針は、すでに発表されている。
だから、それ自体を予測が当たったとは扱わない。
今後、新たにどんな課題が明らかになり、どのような対策が追加されるのかを検証していきたい。
世界各国は、本当に何かを隠しているのか?
今回調べてみて、世界各国で備蓄の呼びかけが強まっていることは確認できた。
でも、その流れは数年前から段階的に進んでいた。
そして欧州では、国同士がお互いの政策を参考にしたり、共同で備蓄体制を整えたりしていることも公表されていた。
つまり、各国の動きが似ていることには、現実的な理由もある。
では、占断はどうだったのか。
ホロスコープを比較してみると、僕には大災害や戦争そのものより、危機が起きたときに社会を維持する仕組みの弱さと、それを補おうとする動きが目立って見えた。
ただし、それが特定の危機の発生を意味するとは判断できない。
そして、各国政府が非公開の重大情報を共有しているかどうかも、占星術で確認できることではない。
今回、僕が一番気になったのは別のことだった。
世界各国が国民に備蓄を求める一方で、国や自治体が支援を届ける能力は、どこまで強化されているのだろう?
国民が何日分の食料を買ったかだけでは、防災の成果は測れない。
必要な人に、必要なものが、必要なときに届くのか。
通信が止まっても、支援を求められるのか。
そして、国が本当に国民を守れる仕組みになっているのか。
今回の占断は、そんな疑問を考えるきっかけになった。
世界中で備蓄が呼びかけられている理由について、一つの可能性だけに絞らず、これからも現実の動きと照らし合わせていきたいと思う。
僕は国が進める政策には基本的に懐疑的だけれど、備蓄はやった方が良いと考えている。
どんなに備えていても、実際に災害が発生すれば想定外のことが起きるのは分かっているからだ。
そう、なってみないと分からないことが沢山ある。
過去の経験も大事だけれど、時間が経てば社会の状況も変化する。
だからこそ、一度備えて終わりにするのではなく、時々見直すことも必要なんだと思う。
自分自身の「これから」についても
今回は世界各国の備蓄政策を取り上げたけれど、占星術で考えられるのは、こうした社会全体の動きだけではありません。
仕事を変えるべきか、新しいことを始めるべきか、それとも今は待った方が良いのか。
そんな身近な迷いについても、ホロスコープを使って占断しています。
「今、動くべきか。それとも待つべきか」
一つのテーマに絞り、今後の選択を考えるための判断材料をPDF鑑定書でお届けします。
必要な方は、どうぞご利用ください。
今回の占断について
今回はインド占星術を主軸として、2025年3月26日のEU危機対応戦略、2026年10月22日の英国の備蓄キャンペーン、10月26日のノルウェーの防災啓発週間、日本の11月2日の防災庁発足に関するホロスコープを比較した。
EUと英国の正確な発表時刻は確認できていないため、便宜的な時刻で作図し、時刻に大きく左右される判断は避けた。
また、2024年のフィンランドと2025年7月のEU備蓄戦略は、今回新たに確認した政策資料として紹介している。これらについては、まだ個別のホロスコープを作成していない。
なお、西暦1年1月1日を仮の世界基準とするホロスコープも研究しているけれど、その基準の妥当性はまだ検証中なので、今回の占断の主要な根拠には使用していない。
占星術による読みは、現実の出来事を保証するものではない。災害への備えについては、行政や気象機関などの公式情報を優先していただきたい。