2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロから25年が経った。
今になって振り返ると、あの事件は単に「飛行機がワールドトレードセンターへ突っ込んだ日」では終わっていない。
その後アメリカはアフガニスタンへ侵攻し、さらにイラク戦争へ進んだ。
空港の保安体制は変わった。
出入国管理も変わった。
情報機関の連携も見直された。
監視やテロ対策をめぐる法律も強化された。
アメリカには国土安全保障省まで作られた。
つまり、あの日を境にアメリカだけではなく、世界の安全保障の考え方そのものが変わっている。
日本でも、この頃からテロ対策を意識する場面が増えた記憶がある。
駅や公共施設では、ごみ箱が撤去されたり集約されたりする光景も珍しくなくなった。
そこで今回は、9.11とは結局何だったのか。
今更ながらホロスコープを作って検証してみた。
公開されている歴史的事実と照らし合わせながら、ホロスコープでは何が読めて、何が読めなかったのかを確認してみる。
かなりムダに(?)真面目にやっているけれど、いつも通り占いなのでエンターテイメントとして読んでほしい。
今回も一枚のホロスコープだけでは見ていない
今回は最初の飛行機がワールドトレードセンター北棟へ衝突した瞬間だけではなく、南棟への衝突、ペンタゴンへの攻撃、Flight 93の墜落、南北両棟の崩壊、WTC7の崩壊まで、それぞれ個別にホロスコープを作った。
さらにアメリカ国家図とも重ねた。
なぜそこまでやったのか。
理由は単純で、その日ずっと出ている傾向と、その瞬間だけ出る特徴を分けたかったからだ。
占いは結果を知ったあとなら、何とでも意味付けできる。
今回は、「それ、本当に9.11だから出ているの?」という目線で比較した。
インド占星術では、最初から国家規模の危機として出ていた
アメリカ国家図と9.11当日の動きを重ねると、国家の資産や経済に関係する領域と、死や大きな危機、強制的な変化に関係する領域が強く反応していた。
最初に狙われたワールドトレードセンターは、まさにアメリカ経済を象徴する場所だった。しかし実際に起きたことは、ビルの破壊だけではない。
金融市場が混乱し、その後には莫大な戦費が投入され、安全保障を理由に国家予算の使われ方まで変わった。
インド占星術で見ると、経済に対する攻撃と国家危機が同時に動き始めた事件として読むのが自然だった。
最初の衝突では、建物や国土への直接的な攻撃が強く出ていた
第一撃のホロスコープを見ると、建物、国土、国内の安定そのものへ大きな衝撃が入るという意味がかなり強く出ていた。
同時に、移動、交通、情報、通信も事件の中心として出ている。
実際には旅客機そのものが攻撃手段として使われた。
ただ、調べていくと、それだけではなかった。
実行犯たちは複数の国を移動し、ビザを取得し、飛行訓練を受け、銀行口座を作り、各地で連絡を取りながら準備を続けていた。
つまり9.11は、飛行機による攻撃であると同時に、人間、情報、交通、国境を越えるネットワークを利用した作戦でもあった。
この辺りは、インド占星術で第一撃を見た時の象意とかなり一致していた。
攻撃と崩壊ではホロスコープの意味も変わっていた
最初の衝突からペンタゴンへの攻撃までは、国土や建物へ何かが攻撃を加えるという意味がかなり強かった。
ところが、ワールドトレードセンターが実際に崩壊する時間帯になると死、喪失、崩壊、元に戻れない変化という意味が前に出てくる。
つまりホロスコープの中でも、攻撃を受けている段階と、被害が不可逆的になった段階が分かれていた。
もちろん、「ビルが崩れたと知っているからそう読めるだけでは?」という疑問は残る。
だから今回は時間を分けて比較した。
その結果、同じ日の中でも、実際にテーマが変化していた。
9.11の本質は、事件後にアメリカが変わったことだった
アメリカ国家図の時期運を中心に見ると、9.11前後は、国民全体が強い不安や混乱に巻き込まれ、その結果として国家制度や制限が大きく変わりやすい時期に入っていた。
9.11後、アメリカはアフガニスタンへ侵攻した。
国内ではテロ対策を理由に政府の権限が拡大した。空港の保安体制も変わった。
ビザや国境管理も厳しくなった。
情報機関の連携も大きく見直された。
そして国土安全保障省という巨大な組織まで新設された。
つまり、事件をきっかけに国家制度そのものが作り替えられた。
今回の占断では、9.11を単なる一日のテロ事件として読むより、アメリカが長期間にわたって安全保障国家へ変化していく起点として読む方がずっとしっくりきた。
実は事件前から警告はかなり出ていた
9.11について改めて調べると、「突然何の予兆もなく起きた事件」ではなかったことも分かる。
2001年夏にはアルカイダによる大規模攻撃の危険性を示す情報が何度も上がっていた。
アメリカ国内での攻撃を警戒する情報も存在した。
飛行学校に関する不審情報もあった。後に実行犯となる人物の一部についても、情報機関は断片的な情報を持っていた。
ただし、9月11日に4機の旅客機を使って具体的な場所へ突入するという計画まで、アメリカ政府が事前に把握していた証拠は確認されていない。
問題は、情報がなかったのではなく、情報がつながらなかったことだった。
CIAが持っていた情報。
FBIが持っていた情報。航空当局が考えていた危険性。
それぞれが別々に存在していた。
ところが、一つの攻撃計画として統合されなかった。
この辺りも、今回のホロスコープではかなり興味深かった。
事件の中心には、情報と、それを管理する制度との問題が強く出ていたからだ。
事件前には制度が情報を十分に扱えなかった。
事件後には、その反動として情報、交通、国境、航空を徹底的に管理する国家へ変わった。
では、有名な陰謀論はホロスコープに出ているのか
9.11について調べると、必ず陰謀論と呼ばれる説に行き当たる。
みんなそれ、知りたいでしょ?
僕もです。( ̄ー ̄)
ワールドトレードセンターは制御爆破だったのではないか。
WTC7の崩壊は不自然ではないか。
アメリカ政府は攻撃を事前に知っていたのではないか。
事件直前の株取引には内部情報が使われていたのではないか。
こうした話は25年経った今でも残っている。
では、今回作ったホロスコープには何か出ているのか。
結論から言うと、秘密裏に進められる計画や、表から見えない人間関係、情報の混乱、見えないネットワークを連想できる要素は確かにある。
しかし、そこから先が問題だった。
それが、
アルカイダの秘密作戦を示しているのか。
情報機関の活動を示しているのか。
政府内部の動きを示しているのか。
単なる情報共有の失敗を示しているのか。
ホロスコープだけでは非常に残念ながら区別できなかった。
まぁ、そうだよね…。
制御爆破だったかどうかも、占星術では判別できなかった
建物が崩壊した時間帯では、破壊、崩壊、喪失、元に戻れない変化はかなり強く出ている。
しかし、通常の構造破壊だったのか。意図的な爆破だったのか。
そこまでは今回のホロスコープから区別できなかった。
つまり、崩壊することは読めても、崩壊の物理的原因まで特定することはできない。
ここは占いの限界だと思う。
同じように、「秘密がある」という読みだけでは、「だから政府の自作自演だった」という結論には進めない。
それをやってしまうと、占断ではなく自分が描く物語になってしまう。
ただし、「政府は何も知らなかった」と言い切るのも違う
一方で、「アメリカ政府はまったく何も知らなかった」という話も正確ではない。
攻撃の危険性を示す情報は存在した。航空に関係する不審情報もあった。
実行犯につながる情報も存在した。
つまり、具体的な9.11計画を知っていた証拠はないが、危険信号はかなり出ていた。
ここは陰謀論と事実を分けて考えた方がいい。
「全部知っていた」でもなければ、「何も知らなかった」でもない。
現実はその中間にあった。
そして、ここから未来予測の意味が見えてきた
今回の検証をしていて、僕が一番考えさせられたのはここだった。
占いで未来を見る時、未来を一つの結果として完全に固定して考えてしまっていいのだろうか?ということだ。
例えば2001年9月11日以前にこのホロスコープを見ていたとして、「この日に旅客機4機がハイジャックされ、ワールドトレードセンターとペンタゴンが攻撃される」とまで言えたとは思えない。
そこまで具体的にホロスコープから読むのはかなり難しい。
でも、海外由来の大きな危機がある。
交通や人の移動、情報共有に問題が出やすい。
国内の建物や国家中枢が危険にさらされる可能性がある。
国家制度そのものを揺さぶる出来事につながる可能性がある。
もちろん今回は結果を知った上での検証なので、本当に事件前の時点でここまで絞れたかは別の問題になる。
ただ、少なくとも「どの領域に危険が集中していたか」を検証する材料にはなった。
そして、その警告を受けて現実側が動いたらどうなるだろう。
空港警備を強化する。
監視対象者を洗い直す。
飛行学校の情報を調べる。
情報機関同士でデータを共有する。
入国記録を再確認する。
そうした対応によって事件が防がれたとする。
その場合、「占いは外れた」ことになるのだろうか。
僕はそうは思わない。
あなたはどう思う?
未来予測は「当てること」だけが目的ではない
未来予測の意味を、未来を言い当てるゲームだと考えてしまうと、占い師はどうしても刺激的な結果を言いたくなる。
大地震が来る。
戦争が始まる。
政権が倒れる。
事故が起きる。
その方が当たった時に目立つ。
でも、本当に未来予測を役立てるなら、危険が現実になる前に判断を変えることの方が大事なのかもしれない。
危険な時期が分かったなら備える。
事故が起きやすいなら点検する。
人間関係が悪化しやすいなら言動に気を付ける。
経済が不安定なら無理な投資を避ける。
そうして悪い未来が起きなかった時、それは予測が失敗したのではなく、予測を使って未来を変えたとも考えられる。
ここは正直難しい。
「わたしが浄化したから、神様にお祈りしたから最悪は避けられた」みたいになってしまいがちだから。
何も起きなかった時に、すべてを「予測したから回避できた」で説明してしまえば、その予測は永遠に外れなくなってしまう。
それでは検証にならない。
だから未来予測では、予測した内容だけではなく、実際にどんな対策が取られ、その対策によって結果が変わったと考えられる根拠があるのかまで確認する必要があると思う。
その後アメリカは、別の岐路でも判断をしている
9.11後、アメリカはアフガニスタンへ侵攻した。その後にはイラク戦争へ進んだ。
しかし、イラクが9.11を実行した証拠は確認されていない。
それでも、「次の9.11のような脅威が起きるまで待ってはいけない」という考え方が安全保障政策を動かした。
そして現在、中東ではまた別の戦争が続いている。
25年前の9.11から始まった「対テロ戦争の時代」が、本当に完全に終わったと言えるのかはかなり微妙だ。
危険を予測した時、
どう判断するのか。
どこまで先回りするのか。
警戒と過剰反応の境界をどう考えるのか。
未来予測には、当てること以上に難しい問題がある。
では、9.11とは結局何だったのか
今回インド占星術を中心に見た結果、9.11は単なる一日の大規模テロとして読むより、アメリカという国家を長期間にわたって変える起点として読む方が自然だった。
経済が攻撃され、建物と国土が攻撃され、多くの人が亡くなった。
外国との敵対関係が激化し、その後には戦争が続き、国家制度そのものも作り替えられた。
一方で、ホロスコープから陰謀論の真偽まで特定することはできなかった。
秘密や裏側は読めても、誰の秘密なのかまでは読めない。
崩壊は読めても、何が物理的原因だったのかまでは読めない。
ここには占いの明確な限界がある。
ただ、その限界があるから未来予測に意味がないとも思わない。
むしろ今回25年前の出来事を振り返って感じたのは、未来予測とは「未来を一点で当てること」だけではなく、危険な分岐へ入る前に選択を変えるための材料なのかもしれないということだった。
もちろん、何も起きなかった時に何でも「予測したから回避できた」と説明してしまえば検証にはならない。
だからこそ、過去の占断も検証する。
何が読めたのか。
何が読めなかったのか。
どこまでなら事前に判断できた可能性があるのか。
過去は変えられない。
だからこそ、過去のホロスコープを検証する意味がある。
次に似た危険が来た時、同じ未来を選ばないために。
今回は、すでに結果が分かっている歴史的事件を使って、「占星術では何が読めて、何が読めないのか」まで含めて検証してみた。
僕は未来予測でも、刺激的な結果を断定することより、今どんな分岐点にいて、何を選ぶと未来がどう変わるのかを大事にしたいと思っている。
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