こんにちは、金子です。
コロナ禍の中でうつ病というワードを耳にする機会が増えてきたと思います。
今回はなぜうつ病の方がそんなにも増えているのかを
解説していきたいと思います。
・なぜうつ病の方が増えたのか
2020年にコロナのパンデミックがはじり
外出を避ける行動パターンが広がり
医療機関の受診控えが問題となりました。
うつ病・躁うつ病患者の数でストレス社会の程度が測れるとしたら
21世紀に入って別次元のレベルに深化した
ストレス社会はなおそのまま推移していると言えます。
コロナ禍で職を失い収入が不安定になる方が増加し生活環境が変わり
うつ病になる方もかなり増えました。
・増えてきた「若年層の現代型うつ病」
昔と比較して、うつ病の病態は多様化しています。
以前は40〜50代の働き盛りの中年男性が
働き過ぎでうつ病になるというのが一般的なケースでした。
しかし最近では、20〜30代の若年層のうつ病患者が増加してきたのです。
専門用語で「現代型うつ病」と呼ばれています。
この現代型うつ病の患者は、症状が状況に応じて変化し
他罰性や自己愛傾向が強い事が指摘されています。
例えば、ぐったりとして仕事が出来ず会社を早退したにも関わらず
帰宅後に友人の飲食の誘いがあれば外出するなど
本当は本人の対応の問題が大きいのに
他社の責任にして批判するなどといった行動が見られます。
一見我儘に見えますが、根底に「生きていても仕方がない」
という深い悲しみがあって
辛い事や嫌な事から逃げようとして問題行動を起こしていると考えられます。
軽症であっても仰うつ感は強く、抗うつ薬に抵抗を示すケースが多く
症状が長引きやすいという特徴があります。
・「現代型」も「従来型」も疾患の本質は延長線上に
うつ病の方の多くが自身が傷つく事を恐れて問題への直面化を避け
攻撃的になったり引きこもってしまったりなどをしてしまします。
また、うつ病であり発達障害のある部分を併せ持つ
「発達に偏りをもったうつ病」と考えられる症状もあります。
このケースでは幼児期から自制してきた自身の感情を爆発させる事で
攻撃的感情の処理が追い付かない事が多々あります。
こうした自己愛傾向の強い現代型のうつ病の症例は増えています。
ただ、現代型うつ病と従来のうつ病の症状は異なっていますが
疾患の本質は異なるものではなく延長線上にあって
時代の変化の中で「自責感」「帰属意識」「他者配慮性」などが後退し
「他罰性」「攻撃性」が表に現れてきたと考えるのが妥当です。
・現代型のうつ病が若年層を中心に増えている現実と向き合う
日本うつ病学会では「現代型うつ病」について
医学的知見の明確な裏付けもなく
マスメディアで広まり混乱を招いているとして
正式な専門用語としては認めていません。
しかし、典型的な従来型のうつ病とは病状が異なる現代型うつ病が
若年層を中心に増えているのは事実です。
まだ明確な病態理解や治療論は確立されていませんが
従来の治療法だけに頼らず、より患者本人の心の中に入り込んでいかないと
本質が見えないのではないかと思います。
発達障害とうつ病が混在している人も治療次第で
人格が発達するというケースも見られてきています。
知見は確実に深まっていっています。
時代の変化と共に変わっていくうつ病のパターン。
事実を受け入れながら解決策を見出していきたいですね。
明るい話題ではなかったですがこれがある意味リアルです。
うつ病である事を周りの人に伝えるのは勇気がいると思います。
言わなくたって大丈夫ですし隠していても大丈夫です。
今は30人に1人がうつ病と言われています。
自分はダメだと思わずに誰もが抱える心の病気なので
思いつめる事は出来ればして欲しくないです。
少しでも悩んでいる方はどんな事でも大丈夫ですので
お気軽におっしゃって下さい。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。