<色の色々>シリーズ
今回はちょっと不思議な色『紫』を深掘りしていきたいと思います。
前回は、世界でいちばん好かれている『青』のお話でした。
食欲にも影響をもたらしたり、イメージを変える為に使われたりと幅広いお話でした。
前回のお話しはこちら↓
改めまして、ご覧頂きありがとうございます。
Web_Design Luxです。
それでは、『紫』について深掘りしていきましょう!!
【冠位十二階の最上位の色】
世界でも尊ばれた高貴色で、『赤』と『青』の中間色で、根を染色や薬として使った絶滅危惧種の「紫草(むらさき)」に由来。
『赤』の興奮と『青』の沈静の相反した性質を持ち、濃い『紫』はミステリアスなイメージを与えます。
日本で最初の階級制度と言われる「冠位十二階」は、12段階の階級にそれぞれ色をつけて朝廷内の序列を決めた階級制度。
その制度の最上位「大徳」に割り当てられた色。
日本では「冠位十二階」の最上位、西洋では巻貝の分泌液から採られる貝紫色がローマ帝国の衣服の色となるなど尊ばれた。
染料を1グラム得るのに、2000個以上の貝が必要だったと言われています。
クレオパトラは自身の権力を示すために、貝紫で帆船の帆を染めてた。
【紫の色々】
江戸紫(えどむらさき)
東京スカイツリーに引き継がれた、江戸時代生まれの美しい『紫』
東京郊外の武蔵野に自生していた「紫草」で染められた青みの『紫』。
『紫』といえば江戸(武蔵野)が本場という考え方はここから広がっていきました。
京都で染める『緋色』とともに、美しい色の双璧と言われます。
似た色で岩手地方の紫、南部紫も一時流行しました。
桔梗色(ききょういろ)
秋の七草の1つに由来する『紫』
「さらに吉」と武士にも好まれた色。
キキョウの花より濃い『青紫』。
「万葉集」で山上憶良が詠んだ「朝貌の花」は、朝に美しく咲くキキョウを指すと言われている。
桔梗(きちこう)と読むと、「吉更(さらに吉)」に繋がり、武士の家紋にも多く用いられた。
茄子紺(なすこん)
大正時代の人気色をさらに濃くした濃い紫みの色は藍染めから誕生。
茄子の皮のような色。
江戸時代、布を藍で染める「紺屋」が大流行。
藍染めの文化が広まるにつれて次第に紺色の区別細かくなっていくと、赤みを帯びた濃い『紫』である紫紺が、大正時代に人気を博した。
さらに色を重ね、濃くしたのが「茄子紺」。
近代にできた比較的新しい色名。
【おまけ】
オーロラは色んな色に見えるが、太陽からくる太陽風が地球の大気をとぶつかって光る現象で、酸素とぶつかると『緑』や『赤』、窒素とぶつかると『紫』や『ピンク』に光るそうです。
東と西で『紫』のイメージが違うということもあって、江戸は『青紫』、京都は赤みのある『京紫』をイメージする方も多い。
【まとめ】
大人の上品なイメージを持っていましたが、昔から色を作る原料が貴重で、高貴な色として扱われていたのが、現在にもそういう影響があるのではないでしょうか。
今回は「冠位十二階」を色から知り、色から歴史を学びました。
東と西で『紫』のイメージが違うのも歴史からの影響ですね。
使い方注意の『紫』の色彩心理のお話もありますので是非こちらから↓
今回も、いかがだったでしょうか?
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