転職書類の形式は「どれでも同じ」と思われがち。ただ、採用側の読みやすさは全然違います。

転職書類の形式は「どれでも同じ」と思われがち。ただ、採用側の読みやすさは全然違います。

記事
学び
1. とりあえず編年体で書いていませんか

職務経歴書を書くとき、
多くの人が、
特に迷わず選んでいる形式があります。

「編年体」です。

古い会社から順番に、
時系列で経歴を並べていく、
一番よく見かける形式。

ネットで検索しても、
テンプレートの多くが
この編年体です。

だから、
「とりあえずこれで
書けばいいか」

と、
形式そのものを
検討せずに
書き始める人がほとんどです。

でも、これ、
結構もったいないことです。

形式の選び方だけで、
読み手の印象は
大きく変わります。

この記事では、
編年体とキャリア式、
それぞれの違いを、
採用側の視点から
お伝えします。


2. なぜ形式の違いが軽視されるのか


先に答えを言います。

形式の違いが軽視されるのは、
「中身さえ良ければ
形式は関係ない」
と思われているからです。

たしかに、
実績や経験の質が
一番大事なのは
間違いありません。

でも、
どれだけ良い内容でも、

読み手が
読みにくいと感じた瞬間、

情報が
正しく伝わらなくなります。

同じ実績を書いていても、

読みやすい形式と、
読みにくい形式とでは、

採用担当者の頭に残る印象が、
まったく違ってきます。

内容と形式は、
別の話ではなく、
セットで機能するものです。


3. 編年体とキャリア式、それぞれの本質


まず、
二つの形式の違いを
整理しておきます。

編年体は、

古い経歴から
新しい経歴へと、
時系列で並べていく形式です。

キャリアの
流れがそのまま見えるので、

「一つの会社で
着実にキャリアを
積んできた人」

には向いています。

一方、キャリア式は、

時系列ではなく、

「スキル」や
「実績」ごとに
まとめて書く形式です。

複数の会社を経験していたり、

一つの経験の中で
複数の役割を
担ってきた人には、

こちらの方が、
強みが伝わりやすくなります。

つまり、
どちらが優れているか
という話ではなく、

「自分のキャリアの
形に合っているか」
が本質です。


4. 自分に合った形式を選ぶ、具体的な基準


ここから、
実際にどちらを選べばいいか、
具体的な基準を紹介します。

基準1:
転職回数が少なく、
一貫したキャリアなら編年体

同じ業界、
同じ職種で
着実に
経験を積んできた人は、

時系列で見せることで、

成長のストーリーが
自然に伝わります。

基準2:
転職回数が多い、
または職種を
またいでいるならキャリア式

時系列で並べると、

かえって
経歴が
バラバラな印象に
なってしまう場合、

スキルごとに
まとめる方が、
一貫した強みとして
伝えられます。

基準3:
応募先の業界での
経験が浅いなら
キャリア式で
「使えるスキル」を前面に

未経験の業界に
挑戦する場合、

時系列で
経歴を見せるより、

「この業界でも
活かせるスキル」を
先に見せた方が、

読み手の理解が
早くなります。

基準4:
迷ったら、
両方作ってみて
比較する

どちらが自分に
合っているか
分からない場合は、

実際に両方の形式で
一度書いてみることを
おすすめします。

読み比べてみると、

どちらの方が
自分の経歴が
魅力的に見えるか、
はっきり分かります。


5. 採用担当者、形式で読む姿勢が変わります


ここで、
本音を話します。

転職者が
思っていること:

「形式なんて、
どれを選んでも
同じように
読んでもらえるだろう」

採用担当者が
実際に見ていること:

元採用担当として言うと、

編年体で
経歴がバラバラに
見える書類を読むとき、

こちらとしても、
「この人の強みは
どこなんだろう」

と、
探しながら
読むことになります。

一方、
自分の経歴に合った形式で
整理された書類は、

読み始めてすぐに、

「この人は
こういう強みを
持っているんだな」

と、
負担なく
理解できます。

理由はシンプルで、

読み手の負担が
少ない書類ほど、

最後まで
きちんと
読んでもらえるからです。

形式選びは、

「読んでもらえるかどうか」
に直結する、
地味だけど
大事な要素です。


6. 形式を見直した人・そのまま出した人の話


二人のクライアントの話を比べます。

DJさん(30代前半・男性・
ITエンジニア)は、

3社を経験していましたが、
編年体で
そのまま
書類を作っていました。

読み返してみると、

会社ごとの
業務内容が
バラバラに
並んでいるだけで、

「結局何が得意なのか」
が伝わりにくい
状態でした。

キャリア式に
書き直し、

「開発」
「チームマネジメント」

というスキル軸で
まとめ直したところ、

書類選考の
通過率が
明らかに
上がりました。

一方、DKさん(20代後半・女性・
事務職)は、

一つの会社で
着実に
経験を積んできたにも関わらず、

なんとなく
キャリア式で
書類を
作っていました。

結果として、

本来伝わるはずだった
「一貫した成長」の
ストーリーが、

かえって
見えにくくなって
しまっていました。

同じ「職務経歴書」でも、

自分のキャリアに合った
形式を選んだ人と、

なんとなく
選んだ人とでは、

伝わり方に
差が出ることがあります。


7. 形式を変えても、中身の質は変わらない


一つ、
補足しておきます。

形式を工夫することは、

内容を
盛ることでは
ありません。

同じ経験、
同じ実績を、

どう並べれば
一番伝わるかを
考えるだけです。

ありのままの実績を、

一番伝わりやすい形で
届けること。

それが、
形式選びの
本当の目的です。


8. まとめ:形式は、中身と同じくらい大事


今日お伝えしたことをまとめます。

形式が軽視されるのは
「中身さえ良ければ
関係ない」
と思われているから

本質は
「自分のキャリアの形に
合っているか」

選ぶ基準は
一貫したキャリアなら編年体、
複数経験や未経験挑戦なら
キャリア式

採用担当者は
形式によって
読みやすさが
大きく変わると感じている

自分に合った形式を選んだ人ほど
書類の通過率が上がりやすい

「形式はどれでも同じ」は、
思い込みです。

自分のキャリアの形に
合った形式を選ぶだけで、

同じ経験が、
まったく違う伝わり方をします。

一度、
両方の形式で
書き比べてみてください。

応援しています。


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