魔術師に会いに行く日はいつも、雨が降っていました。
雨の日に、議論好きな魔術師から魔術を教わった主人公は、石炭を金貨に変えて雨のように撒くことも出来ました。芥川龍之介の短編「魔術」のお話です。
魔術を使うには欲を捨てなければいけないという約束を破って、金貨に欲を出してしまったため、主人公は魔術が使えなくなってしまいます…という教訓的な締め括りでお話は終わります。(ちょっと蜘蛛の糸みを感じます)
運を上げるためにはどうしたらいいか、特に金運を、ということを、多く聞かれます。
「魔術」のお話ではないけれど、やはり、お金や物に固執しすぎない方が上手くいくように思います。
執着しすぎると、気が淀みます。
一つの方法として、先ずは不要なものを手放すとよいかと思います。要らないものを溜め込まず気を停滞させないことが、よい運を呼びこみやすくしてくれますよ。壊れたものや不要なものを片付け、お掃除をして気分一新。環境がすっきりすると、新しいチャンスにも気付きやすくなりますものね。
そして、チャンスが来た時にしっかりとチャンスを掴めるように、力をつけていく。
フットワーク軽く行動して、興味があることを見つける、得意なことを更に深める。多少の失敗は気付きをくれたとポジティブに捉える、諦めずに努力を続けるなどして、自分を「伸びていくもの」にしていく。
伸びていくものは、よいエネルギーに満ちています。
この伸びていくものが、未来の明るさを引き寄せる力にもなると思っています。
梅雨も末期です。
今日は雨が一日中降っていて、物語のなかでいつも雨が降っている短編を思い出していました。
議論好きの魔術師に会えそうなくらいの、本降りの雨の日です。