今はSNSが当たり前の時代です。
もちろん私も活用しています。
ですが、ゼロから人材紹介会社を立ち上げるなら、一番大切にするのは、目の前にいる一人の候補者です。
一人との出会いを大切にすると、その方が同僚や友人を紹介してくださることがあります。
求人企業の担当者をご紹介いただくこともあります。
この積み重ねが、やがて大きなネットワークになります。
派手な広告よりも、信頼の積み重ね。
人材紹介は、結局この繰り返しなのだと思っています。
では、具体的に私なら何をするのか。
まず、初めてお会いした候補者には、翌日必ずお礼のメールをお送りします。
「昨日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。」
たった一通のメールですが、この積み重ねが信頼につながります。
そして、一度お会いしたから終わりではありません。
春・夏・秋・冬と、季節の変わり目を目安にメールやお電話を入れます。
忙しくなると、つい後回しにしてしまいがちですが、このような小さな積み重ねがとても大切です。
転職を急いでいない方でも、「そういえば元気かな」と思い出して連絡をする。
仕事の話だけではなく、近況を伺う。
その関係性が続いていると、ある日突然、
「実は転職を考えている後輩がいるんです。」
「会社の同僚が相談したいと言っているのですが。」
そんな一本のお電話やメールをいただくことがあります。
私自身、このようなご紹介を数え切れないほどいただいてきました。
そして、ご紹介いただいた候補者も、また同じように大切にする。
目先の成約だけを考えるのではなく、一生のお付き合いを前提として向き合う。
そうして信頼の輪が少しずつ広がっていくことが、人材紹介という仕事の一番の魅力なのではないかと、20年間この仕事を続けてきて感じています。