20年人材紹介をしている私が、もし0から立ち上げるなら。第三話 求人票は、あとから集めます

20年人材紹介をしている私が、もし0から立ち上げるなら。第三話 求人票は、あとから集めます

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ビジネス・マーケティング
「求人がないと、人材紹介はできませんよね?」

起業を考えている方から、よくいただく質問です。

もちろん、求人は必要です。

ですが、私は独立したばかりの頃から、焦って大量の求人を集めることはしませんでした。

私が大切にしてきたのは、「数」ではなく「質」です。

候補者に本当に紹介したいと思える会社だけを、一社ずつ増やしていく。

その積み重ねを20年間続けてきました。

求人票が100社分あっても、紹介できなければ意味がありません。

逆に、「この会社なら安心して紹介できる」と心から思える会社が10社あれば、十分に仕事は成り立ちます。

紹介した方が新しい職場で活躍し、

企業も「良い方を紹介していただきました」と喜んでくださる。

そして、また次の採用をご依頼いただく。

そんな信頼の積み重ねこそが、人材紹介会社の財産だと思っています。

だから私は、求人票よりも先に、人と会います。

まずは候補者と向き合います。

履歴書を見る前に、その方の人生に耳を傾けます。

転職理由だけではありません。

これまで歩んできた道のり、仕事への想い、家族のこと、将来の夢。

そして時には、私自身の失敗談も包み隠さずお話しします。

人は、相手のことが分からないうちは、本音を話してくれません。

だからこそ、まず私自身を知っていただくことを大切にしています。

丁寧に、優しく。

相手を否定せず、包み込むように話を聞く。

そうしているうちに、最初は緊張していた候補者の表情が少しずつ柔らかくなり、心を閉ざしていた方が本音を話してくださるようになります。

その瞬間を、ぜひ感じてください。

人材紹介は、求人を紹介する仕事ではありません。

「人を理解する仕事」です。

その積み重ねがあるからこそ、本当に合う会社をご紹介できるのだと思います。

一緒に頑張りましょう。

一緒に楽しく生きていきましょう。

人間は、生まれ持った能力にそれほど大きな差はないと私は思っています。

大切なのは、人を思いやる気持ちと、目の前の一人を大切にする姿勢です。

それが、20年間この仕事を続けてきた私の結論です。

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