こんにちは、hiroimonoです。
自己紹介
わが家(夫婦、子8歳)は2022年7月21日に日本からオランダに移住しました。すぐに家を決め8月15日に市役所手続き開始、11月16日に無事ビザ取得しましたので約4ヵ月半の工程でした。単身渡航される方なら役所関連のアポイントも取りやすく、もう少し早く取得できると思います。
僕はSNSでたくさんの方にアドバイスをいただき、無事ここに至りましたが、オランダでの家探しはやり方を間違えると本当に見つからないと思います。そこで比較的スムーズに契約までいたったやり方を今回シェアさせていただければと思います。
オランダには一体どうやって住めばいいの??
近年はBrexit や移民の流入が要因でオランダでは住宅難が続いています。そのため収入や住所もあるオランダ人でさえも数か月かけて家探しをしている現状です。まして個人事業主で移住してくる私たち日本人や留学される我々は、住民票がない、滞在許可もない、ゼロから個人事業主、と圧倒的に不利です。
先輩方の体験記を読むと応募申し込みをしても10件送って1件の返信すらこないことがほとんど。内覧に至っても勝率は低い。。これが続くと旅行ビザで滞在できる3か月が近づき、焦りで精神的にも非常につらい状況になるようです。
自力では無理なのか?
そんな現状なので移住コンサルにお願いする方もたくさんいらっしゃいます。私もそうしたかったので日本にいる時にメールでコンサルの方にプレ相談しました。しかし「今は€1500だしても内覧までいくのも厳しい」とのことでした。
€1500以上はわが家には厳しい。(ついでにコンサル手数料も(^^;)
こうなったらオランダに渡航して直接オーナーに熱意を伝えるしかない!
そういうことで22年7月末、まさに背水の陣でオランダに渡航したのでした。
結果は。。。
なんと実働5日間(土日含む7日間)、内覧アポ6件、2件のオーナー承諾!
無事、住宅を決めることができました!
€1300/月(exclude) の2LDK 82㎡
駅、スーパー、学校、徒歩圏内とまあまあ良い。
家賃はさておき、この家探しにかかった日数が現地の方にもおどろかれます。とくに治安が悪いわけでもなく(同条件の平均は€1800~)、内装がきたない物件でもありません。(そんなにきれいでもないです笑)
ではなぜ高確率で内見し契約まで至ったかを振り返ると、”とにかくスピード”でした。ほかの応募者よりも先に応募し、少しでもオーナーや不動産屋の目に届かせること。
運やタイミングは多少あれども、まず決定権者の目にふれる確率をあげていくことが肝心です。
後で不動産屋にいわれて知ったのですが、わが家が家探しをした7月末はオランダの引っ越しピーク時期で最も競争が激しいタイミングだったそうです。にもかかわらず非常にレスポンス率は高かったです。
オランダに初めて来てツテも土地勘もないわが家が1週間で契約までできましたので再現性はあるはずです。後日、日本からの家探しをこの方法でなされた方もすぐに決まりました。一方で日本で契約して詐欺にあわれる方もおられますので気を付ける必要がありますので、そのあたりも有効な対策をまとめました。
以下のポイントにそって説明していきます。
1.まずはプロフィールの充実を
主要3サイトに登録。
Funda・・・最も件数が多い
Pararius・・・件数多く見やすい
Kamernet・・・個人オーナー多い(一部有料)
プロフィール(Personal details)は個人情報をすべて埋めます。
KamernetはPublicプロフィールというページがあるので家族の写真やコメントを充実させ、それとは別にわかりやすい自己紹介文や親しみのある写真を用意しておきます。不動産屋やオーナーとのやり取りでメールでこれを提出するためです。Kamernetは個人オーナーが募集することも多いのでこれが実に効果的です。やはり貸し手もどうせなら素顔が見えない人より人と成りがわかる方に貸したいものです。
これができたらその時点でアップされている3日以内の物件にしぼってサーチして内覧応募をスタート。賃貸物件にはいつから入居可能かによって2タイプにわけます。
(即入居可能もしくは2週間前後でのテナント募集)
こちらは掲載から1週間で内覧者を締め切り、内覧後次の1~2週間で借り手がほぼ決まります。この類の物件は借り手を急いで探しているので応募が来たものからオーナーへ転送されます。登録完了の連絡がメールで帰ってきたりした場合、先ほどの自己紹介文をコピペして貼り付けます。募集から決定までが短いので競合も少ない。よって早く応募した人に有利に働きます。
(2ヵ月後くらいの空き物件へのテナント募集の場合)
こちらは書類選考で内覧してほしい人にだけ返信をしたり、内覧会をおこなって応募してきたテナントの中から住んでほしい人を選考します。この2ヵ月以上時間がある物件の場合、内覧会ならオーナーと話す機会があります。しかし内覧会も応募者がたくさん集まります。じっくり時間をかけて選ぶという場合は、基本的には書類で選ばれる。つまり2ヵ月後くらいに空きの出る物件はこれからビザを取る方には不利です。
*Kamernetをリスト表示すると上の写真のように、左下にオーナー顔写真がでてくるのでオーナー募集かどうかを見分けるのに便利です *入居期間は中に○○‐○○‐‘22のように表示されています。
2.すぐ決まるアパートにしぼる
上の理由から2ヵ月先から入居など少し先の契約開始物件はさけました。
十分に決める時間があるということは、書類応募者を多数募ってその中から選ぼうという大家です。書類選考では僕は不利です。1の即入居可能、もしくは2週間ほど先に入居可能な日付ものに集中して応募しました。
それから応募要項に3ヵ月以内の収入証明を最初に書いているものも外します。10件に2件くらいの割合ですが収入証明を全面にだしている物件があります。これは身元のしっかりした人を募集している可能性が高いです。仮に内覧まで進めてもその後に落とされるとそこまでの時間ロスが大きいので避けました。
3.SNSはさける
Facebookは2-3グループに登録しましたしWhat’upのグループも入りましたが、初めて家探しをする方にはこれらSNSでの家探しはお勧めしません。前金詐欺も多いと聞きますし、グループ内での競争が激しいからです。応募があれば10分以内にオランダ語でレスポンスがあります。Webと違い応募スピードが有利に働かないのです。
4.申し込んだ物件を整理する
内覧の連絡はメールか電話で突然きます。こちらの方は電話好き。Kamernetのようにオーナー直接物件は結構電話がきます。そのあとはWhat’upのやり取りが始まります。だいたい次の日に連絡がくることが多いですが、上のように申し込みが異常に早いと申し込みから数時間後に電話がくることもあります。内覧させてくれたオーナーの1人は募集してすぐ応募があったことに驚いてつい連絡したと言っていました。
問題は一気に10件~送っているので急に電話があっても、どれがどの物件かすぐにわかりません。まどの件かを特定するのに手間取っていてはあまりよい印象が残せない。そこでEvernoteのWebClipperに”金額と物件名と賃貸サイト”を登録しました。Evernoteなどがなければ大学ノートに手書きでも自分がぱっとわかる方法なら何でも大丈夫です。
金額と物件名と賃貸サイトの3点をタイトルに記載して、本文はスクリーンショットを保存しておきます。EvernoteやそのClip機能は無料ですが、noteでも何でもとにかくすぐに物件が呼び出せるようにしておくのがポイント。またFundaなどの物件は決まってしまうと契約後に見返せなくなります。契約時の最終家のチェックであの時はこういう条件だったのに、、、ということがないように保存しておく意味でもこの記録が重宝します。
次にGoogleMap。お気に入りにチェックした物件を登録してリストにします。ここまでしておくと連絡があった時に、金額と賃貸サイト名を聞きながら内覧日時をやり取りできるので会話もスムーズです。そしてその物件がのいいところをひと言ほめたり、どの物件かがわかれば高いテンションで感謝の意を伝えることができます。
5.土日も活動する
土日は不動産屋はお休みなのでつい手を休めがちですが、チェックした物件を外からでもよいので見て回ります。こうすることで家の周りの通りの治安や雰囲気がわかります。GoogleMapに登録したリストで自転車を借りてまわると初めての街でも土地勘がつくので一石二鳥です。
6.不動産屋に直接訪問
狙いの物件を登録している不動産屋に訪問します
このような形で集中して家を探し2-3日もするとある程度の相場感覚のようなものが身についてくるので、候補ベスト5が出来てきます。今度は物件を掲載している”不動産屋”をGoogleMapに追加し自転車で回ります。(レンタル自転車は街中においてある自転車のQRコードを読んで登録して使用しました)
パートナー(奥さんや旦那さん)がいる場合は手分けしてもよいでしょう。
ー引き続き1と2の応募を家でやる担当
ー3の不動産屋に訪問する外回り担当
朝早めの時間帯に不動産屋に訪問すると、予定が空いていればそのまま案内してくれることもあります。僕も4件の不動産屋に訪問したところ1件の不動産屋が当日案内してくれました。(この時点で家探し開始して3日目)
7.内覧した物件を逃さないために
内覧したその日に書類を提出する
不動産屋に1番に必要書類を送れば、仮に競合がいてもオーナーに1番に届きます。パスポートのコピー、支払い証明(預金・収入証明などをスクリーンショットをエクセルにまとめる)、手紙を事前に用意しておきます。
僕は手紙はCanvaという無料サイトで週末の夜に作りました。(手紙には家のどこがよかったか、家族の写真、これから何の仕事をやっていく予定かなど親しみを持ってもらえるような内容を記載)
オーナーは何を気にしているか?
ここまでくればあとはオーナーの返事を待つだけです。当たり前ですがオーナーが気にしているのはちゃんとお金を振り込んでくれる人かどうかです。こちらで家を貸すオーナーの少なからずが不動産投資家です。ビジネスとして見ているからこそ支払い能力の証明が大切です。ところが応募した人が部屋を気に入ってくれているかも意外と大事なようです。
しきりにこの家はどうだ?長く住みたいか?を聞かれます。非常に合理的なオランダ人。貸すからには支払い能力はもちろん、トラブルを起こさない人に貸したいし、気に入って長く住んでくれる人に貸せば、そう簡単に引っ越さないので空き部屋の期間が発生しないという合理的な点もあるようです。その2点、(支払い能力があること、部屋を気に入っていること)をしっかりと手紙で伝えましょう。
8.豆知識と注意点
>月末がねらい目かも。
当たり前ですが不動産屋にはノルマがあります。
いつから住みたい?と聞かれたときには、明日にでも入れますと返すのがベターです。当然ですが早く契約が決まる人をPushしてくれるでしょう。
>オーナーのOKがでたら自分はここに住みたいという意志も伝えます。
不動産屋も何度も案内するのは面倒なので、すぐに決まる応募者を優先的にPushしてくれます。内覧時に気に入ったら不動産屋にもなるたけここにどうしても住みたいという気持ちを伝えましょう。僕の飛び込んだ不動産屋はしきりに気に入ったか?ここに決めたいか?を聞いてきましたw
>8月など学校の長期夏休みは競争が多い
上にも書きましたが夏休みを利用して転校や引っ越しする方が多いです。不動産屋もこの時期はとくに多忙のようです。
もし調整ができるならこの時期より少し前の6月や9月とかの方が物件は少なくとも競争は激しくないかもしれません。
9.詐欺物件をさけるために
なんとか契約までたどり着き入居後にそのアパートが違法な又貸し物件だった、契約して振り込みをしたら詐欺物件だった、などというひどい話も耳にします。賃貸サイトでオーナー直接の物件もそうですが、不動産屋経由でもあるようなので本当に注意したいところ。しっかりと対策をしましょう。
(1つめの対策は所有者を確認すること)
kadaster
このサイトは物件名でオーナーの氏名・連絡先・物件購入時期が分かります。内覧後に話が進んだアパートは取得をお勧めします。
€2.8/件と有料です。貸し手とオーナーが違う場合は、不動産屋に確認しましょう。
(2つめの対策はGoogleMapの口コミ確認)
星の評価数はもちろんですが、コメントとの内容も翻訳アプリでみておきます。あやしい不動産屋はコメントがフェイクだったり、過去まで遡ると対応がひどかったなどの口コミが残っています。
(3つ目はできれば不動産屋訪問して対応を確認)
僕の場合はGoogleの口コミが良くなかった不動産屋。実際に訪問すると普通のマンションのようないで立ちでインターホンを鳴らすと担当がいないだの早口で言われて門前払いされました。本当に商売をしていたらお客が入りやすい門構えでしょうから明らかに怪しいですね。
一方、最終契約した物件の不動産屋は星4.8と口コミもよく実際の訪問した時のオフィスでの対応もとてもスムーズでした。
最後に
家探しはとても長くつらい道のりと聞いて、正直2-3ヵ月は覚悟していました。個人事業主ビザを進めるにもまずは住所が必要。とにかく不安でいっぱいな家探しでしたが上記の方法でなんとか乗り越えることができました。
あきらめなければ見つかるとはいいますが、時間が経てばたつほどビザ申請も遅れて時間切れとなったら本当に大変。短期間でよい物件に出会うために、ここにまとめたやり方が1つの参考になることを祈っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
人生は拾いもの