ミックス師の作業費用

ミックス師の作業費用

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音声・音楽
ミックス師という昔なら考えられない分野の仕事のことをよく聞きます。ミックスと言えばミックスダウンとかトラックダウンと言われてきた作業から来ています。今はオケと歌を合せることがこの意味のようです。
依頼する側はだいたい5千円から高くても1万円です。
この価格が高いのか安いのかと真面目に考えてみました。
まずミックス師です。これはオケと歌を合せ、歌にハモリをつけるという内容が多いです。おまけにピッチとタイミング変更が前提という内容が多いです。
ピッチを合せるのには一般的にメロダインなどのプラグインを使います。単純にすべての音を正しいピッチに合わせていくだけならスケールに合せた自動補正があります。これなら数分で終わります。ただしボカロのように違和感を感じる部分がでてきて、クオリティが低くなります。
1音づつなぞって聞きながらただしピッチに手作業で合わせるなら、元の歌のうまさによりますが平均的に曲の長さ×5倍以上かかります。普通で1時間です。丁寧にやれば2~3時間かかることもあります。一部分でもピッチは揺れており、どのタイミングで正しいピッチに寄せるか?1音を途中で分解してうまく合わせていくか?などピッチが不安定なシンガーのピッチを正確にあわせることは結構な労力なのです。ちなみに上手いシンガーは単純にピッチが正確なのではありません。揺れていても綺麗に揺れてよいタイミングでピッチを合せてくるのです。
またタイミングが曲者です。タイミングも歌によってはぴったり合わせたほうがいい場合、ややタメたほうがいい場合があります。一律に8分や16分など決まったタイミングで合わせるなら視覚的に作業できるので速いですが、聴覚的に良いグルーブ感のあるタイミングにするには、曲を聞き込みながらその曲にあわせてずらすことも必要なのです。この作業だけでも丁寧にやれば1時間程度かかります。
次にコーラスを作ること。コーラスを作るとありますが、長年音楽をやっている身からする「自分で歌えよ」と言いたいです(笑)
コーラスを作るのには先ほどのピッチ修正するメロダインなどを使います。ピッチ変更のように手作業でハモリの音に上げ下げするのです。この場合は出来上がったボーカルトラックを使うのでタイミングは調整済なのでピッチのみですが、極端なピッチ変更をすると違和感のある音になります。まあコーラスを作る上では避けられない部分もありますので、本物のコーラスのようにはできません。それなら「歌えw」ということです。それでもできるだけ違和感のないように音を切りながら細かく調整するなら、サイズと数によりますが1時間以上はかかります。 ここまでの作業で3時間~5時間となります。
次にオケと歌を合せます。これも単純にバランスをとって合わせるだけならそんなに時間はかかりませんが、歌のボリュームカーブをきちんと書くならそれなりに時間がかかるのです。ボリュームカーブで30分、あとはオケなのでオケのEQ処理などをして、最終バランスをとりマスターデータにする流れです。
後半作業はほとんど手を入れずエフェクトもプリセットですませてだいたいのバランスとるだけなら1時間くらいでしょうか。満足できるレベルにするには時間をおいて聞き直したほうが安全なのでトータルにかかる時間は7時間くらいは必要です。仮にそれに対し修正依頼を2回まで受ければ+3~4時間なので10時間です。その成果が5000円。ココナラへの費用を支払えば自給にすれば400円に満たないってことになります。
それを前提に考えると、受ける側も修行なんでしょうが、ちゃんとクオリティを考えるとピッチ修正などを含めて10,000円くらいが最低ラインかと思います。バイトに行っておおむね1日分の日当ですね。




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