おはようございます。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
『見習いによる格安データ分析』です。
突然ですが、「円周率πが3.05より大きいことを証明せよ」って問題ご存知でしょうか?
はい、別に数学の話がしたいわけではないので是非ここで読むのを止めないでほしいですw
これは2003年の東大入試で出題された問題で、理系の難関大を目指した方なら(ジェネレーションギャップでなければ)恐らく一度は目にしたことがあるであろう本当に有名な問題です。
円に内接する正八角形、もしくは正十二角形の周の長さを比較して証明する解き方がオーソドックスですが、当時の時代背景として「円周率は3」っていう小学校の学習指導要領に対する問題提起だったという話を小耳に挟んだ記憶があります。
(ご興味がおありでしたらググってみると記事は山のように出てきますよ)
で、今日は何が言いたいのかというと、ビジネスシーンにおいては
「別に円周率って3.14で(何ならシーンによっては3で)良くない?」
「3.05より大きいか、とかどうでも良くない?」
ってことです。
誤解いただきたくないのですが、私個人としては学問としての数学は素晴らしいと思っていますし、この入試問題は数学が面白いと思えたからこそ15年以上経った今でも鮮明に覚えている問題です。
ただ、ビジネスシーンで数字を取り扱っているととかく「数字(データ)の正確性・信頼性」に重きを置かれがちです。
でも、行き過ぎるとビジネスを超えて学問の域に到達してしまうアナリストの方もいるのでは?とお見受けします。
上の例でしたら、円の面積なり周の長さを求めるのに「円周率っていくつで計算するのが良いんだっけ?」って悩み始めてしまう方です。
そんなの受け取る側からしたら「良いから3.14で計算してとっとと答えくれよ」って感じですよね。
いやいや建物の構造計算とかで円周率を使う場合、精度を上げるために桁数が多い方が精度が上がるんじゃないか?なんて意見もあるかもしれません。
でもこれも、現場では3.14、どんなに多くてもせいぜい3.1415程度らしいです。
(「有効桁数」って考え方があります。興味ある方は調べてみてください。)
ビジネスの現場(=受取り手)で求められているデータって、やっぱり分かりやすい結論なんですよね。
もちろん分析者として信頼性や精度も大事だと思っています。
ただビジネスにおいてはスピード感あっておおよその雰囲気が掴めるなら、その方が喜ばれる、求められているデータであることも多い訳です。
ビジネスに身を置く者として、学問的な考えになっていないか襟を正したい、クライアントのお気持ちに寄り添ったデータをお届けしたい、と思っているというお話でした。