まず落ち着いて大丈夫です!
「ちゃんと送ったのに、相手に届いてないっぽい」
「問い合わせの返事が来ない…もしかして迷惑フォルダ?」
これ、よくあります。
そして多くの場合、あなたが悪いわけでも、文章が悪いわけでもなくて、“送信元の信頼チェック”で引っかかっているだけです。
今日はその信頼チェックでよく出てくる SPF / DKIM を、超ざっくりで整理します。
難しい言葉はできるだけ使いません。
迷惑フォルダは「故障」じゃなく「疑い」
受け取る側(Gmailなど)は、毎日大量の迷惑メッセージと戦っています。
なので「この差出人、本当に本人?」を自動でチェックしています。
そのときの代表選手が SPF と DKIM です。
この2つが弱いと、内容が普通でも「念のため迷惑フォルダへ…」になりやすいです。
SPF/DKIMを“超ざっくり”で言うと?
SPF:このドメインから送っていい人リスト
SPFは、「このドメイン(あなたのURLのやつ)から送っていいサーバーは誰?」の名簿みたいなものです。
名簿に載ってない場所から送られると、「なりすましかも」と疑われます。
たとえば
・いつもはレンタルサーバーから送っている
・なのに、ある日だけ別サービス(別の送信経路)から送った
みたいなときにズレが起きやすいです。
DKIM:封筒に“サイン(署名)”を付けるイメージ
DKIMは、送ったときに「これは改ざんされていないし、確かにこのドメインからです」というサインを付ける仕組みです。
受け取る側は、DNS(ドメイン設定)に公開されている“答え合わせ”で確認します。
ざっくり言うと、
・SPF=送っていい人の名簿
・DKIM=サイン付きで送る
です。
よくある「迷惑フォルダ行き」原因TOP4
1) 送信経路がどこから送ってるか分からない
WordPressの標準送信/SMTP/外部配信サービス…など、経路が混ざるとSPFがズレやすいです。
「前は届いてたのに、急に怪しくなった」系はここが多いです。
2) 差出人が“入力した人のアドレス”になっている
フォーム通知でありがちなのがこれ。
差出人が毎回変わると、受け取る側が「なりすまし?」と疑いやすいです。
おすすめは 差出人=自分のドメイン、返信先=入力した人 です。
例)
・差出人:no-reply@あなたのドメイン
・返信先:問い合わせしてくれた人のアドレス
3) DKIMが未設定(または途中で切れてる)
特に独自ドメインを使い始めた初期に多いです。
「設定したつもり」でも、DNS側が反映されてなかったり、別の場所で設定していたりします。
4) SPFが“盛りすぎ”になっている
あれもこれも足していくと、SPFが長くなりすぎて失敗することがあります。
(複数サービスを併用していると起きやすいです)
この場合は「送信経路を絞る」「不要なものを整理する」が近道です。
10分でできる「切り分け」手順
Step1:まず「どこから送っているか」を1つに絞る
最初に決めるのはここです。
・例:WordPressはSMTPで送る(送信元はGoogle Workspace など)
・例:外部配信サービスから送る(そのサービスの認証を使う)
“複数ルート”だと、正しくしても迷いやすいです。
Step2:使っているサービスの「SPF/DKIMの案内」を確認する
レンタルサーバー、Google Workspace、Microsoft 365、配信サービスなど、必ず案内があります。
そこに「DNSにこれを入れてください(TXTレコード)」が書いてあります。
Step3:DNSに反映して、少し待つ
DNSは反映にタイムラグがあります。
すぐ結果が出ないこともあるので、ここで焦らなくてOKです。
Step4:テスト送信して「認証がPASSか」を見る
Gmailなら「元のメッセージ」的な画面で、SPF/DKIMがPASS/FAILで見られます。
さいごに:迷わない3行まとめ
1.「送信経路」を1つに決める(混ぜない)
2.その経路の案内どおりに、DNSへSPF/DKIMを入れる
3.テスト送信して、SPF/DKIMがPASSになったか確認する
迷惑フォルダ問題は、頑張りの問題じゃなくて“設定の整合性”の問題であることがほとんどです。
できるところから、順番に整えていきましょう。