666.「御社」と「貴社」ってどう使い分けたらいいの?

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「御社」と「貴社」ってどう使い分けたらいいの?


ビジネスシーンでは、相手の会社のことを伝えるときに「御社」や「貴社」という言葉を使う機会が多くありますが、この両者の違いを正しく知っていますか。時に混在することもある言葉ですが、違いを知った上で使い分けると、印象アップにつながるかもしれません。



 そこで、マナーの観点からみた「御社」と「貴社」の違いと使い分けについて、一般社団法人「マナー&プロトコル・日本伝統文化普及協会」(東京都港区)代表理事で、皇室のマナー解説やNHK大河ドラマのマナー指導などでも活躍する、マナーコンサルタントの西出ひろ子さんに教えていただきました。



どちらも「尊敬の表現」として使う言葉

Q.「御社」と「貴社」という2つの言葉はどう違うのですか。

西出さん「まず、どちらも対象となる相手が『会社』です。それに対する尊敬の表現として使う言葉、という点では同じです。両方に共通している『社』は、会社の略です。『ある目的のために結成された組織』のことも指します。

『御社』は、この『社』に対して、丁寧な表現として接頭語である『御』をつけた語です。一方、『貴社』の『貴』は、自分よりも相手を高める表現とされます。つまり、いずれも尊敬の意味を持たせるものです」

Q.ビジネスマナーの観点からみて、

「御社」と「貴社」はどちらが正しいのでしょうか。

西出さん「どちらも正しいです。ただし近年、『御社』は口頭で伝えるときに使用し、『貴社』は文書で使用するという使い分けが行われるようになっています。『きしゃ』と読む『貴社』は、『汽車(きしゃ)』『記者(きしゃ)』『帰社(きしゃ)』などの同音語があるため、話し言葉で使用すると誤解を生じる可能性があることへの配慮からです」

Q.「御社」と「貴社」を使い分ける際の具体的な使い方を教えてください。

西出さん「先述の通り、『御社』は口頭で伝えるときに使用し、『貴社』は文書で使用するという使い分けが一般的になっています。例としては次の通りです。どちらも、相手の会社を敬う気持ちを表現した言葉です。

【話すとき】

本日、午前10時に御社へ伺います。

【文書やメールのとき】

本日、午前10時に貴社へ伺います。

マナーは相手の立場に立つことが本質です。言葉もその状況や場面に応じて、理解しやすい言葉を使用するのが思いやりといえます。伝えるときの手段や状況に応じて言葉を使い分けることで、あなたの思いやりの気持ちが伝わったらいいですね」 
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