トラッドファッション(伝統的なファッション)は、イギリスとアメリカの2つの国で独自の発展を遂げてきました
どちらもクラシックで品格のあるスタイルですが、そのルーツと背景が異なるため、雰囲気や着こなしには明確な違いがあります
ここでは、ブリティッシュトラッドとアメリカントラッドのそれぞれの特徴
代表的なスタイル
・ブリティッシュトラッド
・アイビーファッション
について説明していきます
ブリティッシュトラッド
歴史と格式を重んじる紳士のスタイル
ブリティッシュトラッドは、英国の長い歴史と階級社会から生まれた、格式高い紳士のスタイル
王室や貴族、上流階級の文化を色濃く反映していて、軍服や狩猟服といった機能的な服が洗練されて、現在のファッションへと進化
ルーツ
イギリスの伝統、階級社会
特徴
重厚感と格式
ツイードやフランネルなどの重厚な素材を好む
テーラリング
肩パッドがしっかり入った、カッチリとしたシルエットが特徴
柄
チェック柄が非常に豊富で、特にタータンチェック、グレンチェック、ハウンドトゥースなどが代表的
代表的なスタイル
ブリティッシュカントリー: ツイードジャケット、キルトスカートなど、英国の田園風景に似合う素朴で機能的なスタイル
サヴィル・ロウ
ロンドンの高級紳士服店が軒を連ねる通りの名で、完璧な仕立てのスーツが象徴的
アメリカントラッド
自由で機能的な若者のスタイル
アメリカントラッドは、新大陸での開拓精神や自由な気風が反映されたスタイル
イギリスのトラッドをベースにしつつも、それをより機能的でカジュアルにアレンジ
特に、名門私立大学の学生たちが生み出した「アイビーファッション」がその代表
ルーツ
アメリカの大学文化、自由な精神
特徴
機能性と実用性
日常生活で動きやすいように、軽やかな素材やゆったりとしたシルエットが好まれる
リラックス感
肩パッドが薄く、全体的にソフトな仕立てのジャケットが主流
色と柄
ブリティッシュトラッドに比べると、色使いはシンプル
ストライプやプレイド(格子柄)などがよく使われる
代表的なスタイル
アイビーファッション
ネイビーブレザー、ボタンダウンシャツ、チノパンツ、ローファーといった定番アイテムで構成される、清潔感のあるスタイル
プレッピースタイル
アイビーファッションをさらにカラフルでスポーティーにしたスタイル
ポロシャツやセーターを肩掛けするなど、リッチで遊び心のある着こなしが特徴
2つのトラッドの決定的な違い
両者の違いは、その背景にある文化に集約される
ブリティッシュトラッド
歴史と伝統を重んじ、格式と品格を重視
重厚な素材とカッチリとしたシルエットが特徴
アメリカントラッド
自由と機能性重視し、若々しさとカジュアルさを追求
軽快な素材とリラックスしたシルエットが特徴
どちらもクラシックな魅力を持ちますが、目指す雰囲気に大きな違いがある