アイビーファッションは、1950年代にアメリカ東海岸の名門私立大学群、通称「アイビーリーグ」の学生たちが、伝統的な英国紳士服をベースに、アメリカらしい自由な感性を取り入れて生み出したスタイル
このスタイルが日本に伝わったのは1960年代初頭
アパレルブランドのVAN JACKET(ヴァンヂャケット)創業者である石津謙介氏が日本に広めました
当時、銀座のみゆき通りにアイビースタイルで集まっていた若者たちは「みゆき族」と呼ばれ、社会現象となるほどの流行に
アイビーファッションは、、当時の若者の憧れや文化を象徴するもの
アイビーファッションの具体的な特徴
シルエットと着こなし
サイズ感は全体的に体にフィットした、すっきりとしたシルエットが基本
シワのないシャツや、手入れされた革靴など、清潔感がある
伝統的なスタイルを踏襲しつつも、ボタンダウンシャツの襟元を少し開けたり、ネクタイの結び目を小さくしたりするなど、適度なカジュアルさを加えるのが特徴
定番アイテム
アイビーファッションは、特定のアイテムの組み合わせで確立されるスタイル
ネイビーブレザーはアイビーの象徴ともいえるアイテム
シングルブレストで、金色のボタンが付いたものが定番
ボタンダウンシャツは襟の先にボタンが付いているシャツ
オックスフォード生地のものが代表的で、ネクタイを締めないスタイルでも襟が美しく保てる
チノパンツはベージュや白のコットンパンツ
裾はダブルで仕上げることが多い
ローファーは紐のないスリッポンタイプの革靴
特にコイン(ペニー)ローファーやタッセルローファーが好まれる
その他には、Vネックのニット、レジメンタルタイ(ストライプ柄のネクタイ)、ソックスは原色やチェック柄など、遊び心のあるものを取り入れることもあり
アイビーファッションが与えた影響
アイビーファッションは、アメリカのファッションに大きな影響を与え、「プレッピースタイル」や「アメカジ(アメリカンカジュアル)」の源流となる
プレッピースタイル
アイビーファッションをさらにカラフルで、よりスポーティーにしたスタイル
ラガーシャツやポロシャツ、派手なセーターなどが取り入れられる
アメカジ
アイビーが持つ品の良さや清潔感とは異なり、より実用的でラフなスタイル
しかし、ベースにある「アメリカの学生が着ていた服」という共通点がある
アイビーファッションは、単なる流行に終わることなく、時代を超えて愛されるクラシックなスタイルとして、現在でも多くのブランドやデザイナーに影響を与え続けている