※このブログには性的な表現が含まれます※
真面目にふざけたものなので、ご笑覧ください。
むかしむかしのそのまた昔。その世界には大きなトカゲが暮らしていました。
火を吐き、空を飛び、大いなる叡智を携えた生き物でしたが、強い闘争心と破壊衝動も併せ持っていました。
そんな世界に突如としてヒトが現れます。その数1億。
ある日突然現れたヒトは自分たちがなぜここにいるのか分かりませんでした。
トカゲにも分かりませんでした。
次元の歪みに飲み込まれてこの世界へ落とされたという人もいれば、トカゲの中の誰かが遺伝子を操作して生み出したという人もいますし、地下で何千年も暮らしていたヒトが人口圧迫のために地上へ放り出したという人もいます。
つまり誰にもわからないのでした。
問題は自分たちのものだった世界に手を加えられ、怒り出すトカゲでした。
人は木を切り、山を崩し、街を作りました。トカゲにはそれが我慢ならなかったのです。
しかしトカゲも叡智を湛えしもの。まずは人とお話しに行きました。
「うざったいから全員火山の火口に身投げしろ。しなきゃ殺す」
その日、戦争が始まりました。
トカゲはとてつもなく強い生き物でしたが、ヒトも強い生き物でした。
トカゲを洗脳して同士討ちさせたり、人質ならぬトカゲ質をとって無茶苦茶な要求をしたりとやりたい放題でした。トカゲはヒトの狡さを知らなかったのです。
種族の違うはずのトカゲに欲情出来るものすらも現れ、それはもうカオスで泥沼な戦争になり、うんざりしたトカゲは、もう一度ヒトの住む街へお話しに行きました。
「住んでもいいから日に1000人を餌として寄越せ」
トカゲは犯されました。
ヒトにとって雌雄などどうでもいいことだったのです。
それからも互いに妥協点を探り合い、使者を送るたびに互いに食べられながら、トカゲとヒトはその距離を縮めていきます。
ヒトの王様は言いました
「もはや和平は難しい。トカゲがヒトの下となって民を納得させる他に術はない」
もちろんトカゲは反対します。ですが王様は続けました。
「基本的にはトカゲが上でよい。ただし王族という例外を作る。ヒト全てはトカゲより下。ただし王族だけは上だ。自分たちの王家がトカゲを従えていれば民も鬱憤を溶かせよう」
賢い提案だったので、トカゲは渋々でしたが王様に賛成しました。
しかしトカゲはヒトの狡さを忘れていたのです。
なんと王族は遺伝的にトカゲに欲情できるヒトだったのです。
というより生粋のケモナー一族だったので、ヒト相手に子作りをするのも限界が近かったのでした。
この時より『トカゲはヒトから尊重されるが、王族に妾を差し出し続ける』という世界の基本が出来上がりました。
そうしてこの世界には竜人が生まれたのでした。めでたしめでたし