💎剣道とは!
「正しく、真剣に学ぶ!」ということに徹すること。
これ以上でもこれ以下でもありません。
剣道の練習というのは、集団で行う場合が多いので、
練習の決まりや試合のルールなどにも影響をされます。
仲間がいます。指導者がいます。
上手な人もいれば下手な人もいます。
そのような多くの条件に囲まれて練習を続けるわけですから、
それだけに多くの影響があり効果もあるわけです。
このことを、身体面、精神面、社会的面から捉えて見ると.....!
ちなみに私は、薫道場(南薫小学校)小学4年生から櫛原中学校3年生までしていました。記憶に残っているのは、
中学生時に剣道初段取得したことと文化センター体育館での試合出場
今は図書館が立っています。
それと付設中高での試合、極めつけは、黒木の木屋道場に行っての試合です。
この時に強くてきれいな女性剣士の記憶があります。
今思うと、この女性剣士、黒木瞳さんだったと思います。
Ⅰ身体的面
①敏捷性(敏捷性)と巧緻性(こうちせい)が育成されます。
剣道の練習は、打つ、突く、かわすという運動の連続です。
これが技術の中心となっています。
するどい注意力をもって限りなくこの練習を繰り返すわけですから
自然と身のこなしが素早くなり、巧みな動作が訓練されて行きます。
②瞬発力が育成されます。
いついかなる時でもすぐに動作ができることを念頭に練習をしているので
瞬間的に行動をすることに慣れてきます。
いつでもどのようにでもすぐに動くことのできる身体の状態が剣道の構えですから、日常においてもいざというときに瞬間的に変化に適応した行動がとれるようになります。
③持久力が育成されます。
筋肉や呼吸器系の持久力が高められます。
大きな力を出す筋肉が発達するのではなく、
細かいことが上手にできて長持ちする筋力が発達するようになります。
④正しい姿勢が育成されます。
「剣道は姿勢だ!」ともいえるくらい姿勢についてはやかましく教えられます。
「立派な姿勢」というのは、生理学的にも力学的にも正しいものであって
また、美しく感じられるものでもなければなりません。
剣道では技術の根本的なものとして、その姿勢を求めて行くのです。
剣道で求めている姿勢は医学的にも正しいものであると証明されています。
長年剣道をしていて姿勢が悪いということは、
練習の態度に何か欠けているところがあるということと、
剣道というものを正しく行っていないという事になっていると思うのです。
Ⅱ精神面
①努力の習慣と忍耐が増します。
剣道は理論より実行です。
コツコツと練習をつみ重ねることによって少しずつ上達していくものです。
しかもその努力の積み重ねの途中には、つらい、苦しい、痛い、暑い、寒いなどと言ったことがついて回ります。
そのような、嫌な事を我慢して、やめないで続けることが剣道の練習と言えると思うのです。
ちょっと大げさですが忍耐に忍耐を重ねての努力が必ずと言っていいほど
良い結果となって現れてきます。
そのことが成功の喜び、自信となって
次なる大きなむずかしい問題へのチャレンジの源となって行くのです。
この繰り返しによって技術的にも精神的にも向上していくのです。
ですから、体力がないとか運動神経が鈍いとかの理由で辞めないで
とにかく長く続けることを勧めます。
三年、五年、十年、二十年と経ってみると必ずこどもの頃の劣等感は消し飛んでしまっていろんな自信というものが身に付いてきます。
意外と不器用な人というのが立派な剣道家に成長していると感じています。
それはやはり並外れた忍耐と努力の賜物だと感じています。
他の能力(体力、スピード、運動神経等)がすぐれていても
忍耐と努力が不足していては剣道の上達は期待できないという事です。
もう皆さんお解りと思います。
自律神経、つまり心のコントロール力が自ずと身に付いて
人間の人生を生きることにプラスαになる部分が大きいと言えるということです。
②気力が高まります。
ここで「気」という事をくわしく書きますと難しくなってしまいますので
簡単に触れると、「気」という字は多く使われていることに気づくと思います。つまり、人間の精神的な働きの表現に多く使われているという事です。
剣道で言うところの気力というものは、身体活動を支配する、そのおおもとになる精神の力とでも言いましょうか?
意志通りにあるいは意志を乗り越えてその人を動かし続けるエネルギーの根源
と言えるのではないでしょうか!
このことは剣道を続けている間、ずっとついて回る問題といえると思うのです。そして、体力が衰えて、年齢が進み技術が向上するに従いその重要性は
どんどん高くなってくるのです。
本気で「気力」について関心を持ち続けて行ってほしいと思っています。
③集中力、決断力、自主性が育成されます。
剣道は常に孤独との戦いです。
頼りになるのはいつも自分一人なのです。
他人に助けてもらう事はできません。
極端な言い方で申し訳ありませんが.....!
絶対絶命と感じた時でも自分の力で切り抜けなければなりません。
その時の全ての条件を見て取れる観察力、判断力、実行力なるものです。
練習の時には常に自分の神経をすっきり統一して
どのようなものも見逃さない、音も聞き逃さないという
自ずと集中力を鍛えているのです、剣道をすることによって.....!
また、剣道には宗教との繋がりが深いという歴史があります。
宗教の中でも「禅」との関係が深かったということもユニークなことと
言えると思うのです。
「禅」というのは自力で修行するものですから、この点が共通していると言えないこともないと思います。
このようなことからも剣道を続けていると自ずと自主性が磨かれるということにもなるという事です。
反面、デメリットしては、この自主性というものが違う方向へと向かい
「自分勝手で利己的剣士になってしまう」ということです。
剣道をするもののデメリット(欠点)となりやすいことなのです。
ですから、こういう感覚になっていそうだと感じ、反省して軌道修正をする
という事が必要であり同時に真の「自主性」とは?どういうことなのか?を
求め続けなければならないという事になると考ています。
Ⅲ社会的面から見た効果として!
①責任感と協力性が育成されます。
剣道が孤独との戦いであるということ自主性が高められるということ。
悪い意味の自主性がばかりが高まると協力性というものが疑わしくなってきます。剣道というものは自分にとっての問題が中心となってきますが
仲間と一緒に練習しているわけですから、
自分勝手な事ばかりしているわけにはいかなくなります。
他人の自由を奪ってはいけません。当たり前のことですが......!
ここに自主性と協力性の関係が出てきます。剣道に限ったことではないとも思うのですが.....!
剣道というものを練習している間には、
技術面あるいは精神面な事ばかりではなく、社会的な行動の仕方を身に付けなければならない事、つまり剣道というものがこういう面まで自ずと展開されるという事です。
具体的には練習場の決まりを守る、仲間と協力して掃除をするということが、
実は技術以上の大切な社会性が育てられているという事なのです。
究極の剣道を行うとという事は、自ずと人間形成につながるのです。
つまりは、気づいての自分らしい人間形成(成長)にあります。
ですから、仲間を大切にして協力して真剣に練習に取り組むという事を日々
心がけることで自ずと社会人としての教養が身に付いてくるという事です。
このことは今の時代(デジタルインターネット時代)でも必要なことのはずです。
②相手を尊重して礼儀を重んじる態度が育成されます。
剣道というものは格闘の技から発達したものです。
今もどちらかというと闘争という形をとっています。
ひとつ間違えてしまうと勝敗を争う事だけになってしまったり
よくない場合は暴力的な行動になりやすいのです。
しかし、こうなると剣道の究極の目的は自分らしい人間形成にあるということの意味がなくなってしまうという事です。
この闘いの手段というものを先人の人達が人間形成の道に作りあげてきている
のです。
これは、先人たちの努力を土足で踏みにじる行為になると思うのです。
教育として剣道を行うという事は、
相手を尊重して相手に礼を尽くしてお願いすることから成り立っています。
相手を倒すだけでは昔の格闘のままで進歩したことにはならないはずです。
とにかく剣道というものは人間形成に繫がり、相手を認め自分自身の成長の
ためにあるのですから、もしも野蛮な行動へとつながる行為は慎まなければなりません。
この時、心の状態を平静に保つためのコントロール力及び行動を慎む
という努力を積みかねることにより、
本能を調節する能力というものが養われてくるという事なのです。
また、剣道というものは、礼に始まり礼に終わると言われています。
これが行き過ぎると不自然になってしまうのです。
例えば、電車の中で大きな声で「オース」と怒鳴っているのをよく見かけたものです。周りの人をびっくりさせる行為は、当然に礼儀正しいとは
言えないはずです。
失礼というより無礼?
礼儀というのは本来自然とにじみ出てくるものと思うのです。
相手を大切にする心の使い方とでも言いましょうか!
しかし、礼儀だけが目的のような剣道も真の剣道ではないと言えると思うのです。ですから、剣道をするものは、真の礼というものを常に考えて身につけて
行くものと考えます。
③健康・安全に関する態度が育成されます。
剣道というものは、相手も自分も安全にそして、健康を増すように練習に
励むという要素もあるのです。
剣道そのものが自分の身を守るというところから出発しているとも言えるので
健康・安全を保つことに関しては真の専門家と言えるのかもしれません。
日常の生活においても安全に対する神経の使い方がうまくなってくることにも
繋がると思っています。
いい意味で用心深くもなりますし、いざという時の身のこなし方も
すぐれてくると思うのです。
剣道人(けんどうびと)に幸あれ~!💜