「曲は作れる。でも、全部似てしまう。」から抜け出す方法

「曲は作れる。でも、全部似てしまう。」から抜け出す方法

記事
音声・音楽
曲を作っていると、ときどきこんな感覚になることがあります。

「悪くない。でも、また同じような曲だな。」

メロディは作れる。
コードも付けられる。
一曲として完成させることもできる。

それなのに、何曲作ってもどこか似ている。

これは作曲ができないからではなく、

むしろ、”作れるようになったからこそ起きる悩み”なのかもしれません。


作曲には「自分の癖」が出る。

気持ちいいと感じるメロディ。

自然に選んでしまうコード。

好きな曲の展開。

何曲も作っていると、少しずつ自分なりの「型」ができてきます。

それは「個性」でもあります。

でも、その型の中だけで作り続けていると、

自分らしさだったものが、いつの間にかマンネリになる。

ここが難しいところです。

技術を増やすだけでは抜け出せないこともある。

新しいコードを覚える。

普段と違うジャンルを聴く。

AIにアイデアを出してもらう。

もちろん、どれも一つの方法です。

でも僕は、もう一つ方法があると思っています。

それが、

「最初のアイデアだけ、自分の外から持ってくる」


という方法です。

最初の一手が違えば、その先も変わる。

たとえば、自分では絶対に作らなかったメロディが最初に置かれていたら、

そこにどんなコードを付けるか。

どんな歌詞を書くか。

どんな構成にするか。

その後の選択も、いつもとは少し変わってくるはずです。

完成した曲を誰かに作ってもらう必要はありません。

必要なのは、

自分のいつもの道から、少しだけ外へ連れ出してくれる最初の一手。

なのかもしれません。

僕が「曲の設計図」を作っているのは、そのためです。

完成曲を渡すのではなく、

「この続きを自分で作ってみたい」

と思えるところまでを作る。

0→1は僕が。
1→100は、あなたが。

作曲家が、作曲家であり続けるために。

時には他の誰かの感性を、自分の曲に取り入れてみる。

そこから、自分一人では辿り着かなかった一曲が生まれるかもしれません。

作曲家のための、作曲家。

令野 礼



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