占いの鑑定をしていると、ときどき不思議な出来事があります。
カードや星を読みながら言葉を辿っていると、まるで遠い場所からそっと誰かが手紙を届けてくるように、ふとした声が届くことがあるのです。
それは守護霊という言葉とも少し違います。
もっと気軽で、もっと親しい存在。
昔からの友人が、「ちょっと聞いてよ」と肩を叩くように、あなたに言葉を残していく――そんな感覚に近いものです。
だから私は、その声を「友人からの手紙」と呼んでいます。
彼らは肉体を持っていません。
けれど確かに気配を持っています。
神話や伝承の中で語られてきた精霊や幻獣のように、自然のエネルギーに近い存在。
そして不思議なことに、そのとき鑑定に訪れた方と、どこか似た波長を持つ者が現れるのです。
白い猫の姿のこともあれば、風の精のような気配のこともあります。
そして先日の鑑定では――幻想の森のフクロウが現れました。
夜の森はとても静かでした。
風もほとんど動かない、深い闇の奥。
フクロウは、夜の道をよく知っています。
暗い場所ほどよく見える目を持ち、急がず、騒がず、ただ静かに道を見守る存在。
だからでしょうか。そのフクロウが運んできたのは「焦らなくていい」という、とても静かなメッセージでした。
森の道は、急いで走ると迷うことがある。
けれど、歩き続ければ必ずどこかへ出る――そんな言葉を、夜の枝の上からそっと届けてくれたのです。
占いの鑑定では、ときどきこうして誰かのために現れる「友人」がいます。
それは光でも闇でもない場所から届く、少し不思議な手紙です。
もし今、あなたが迷いの森を歩いているなら。
静かな夜のどこかで、あなたのための友人が羽を休めているかもしれません。
もしかすると――あなたにも一通の手紙が届くかもしれません。
静かな友人から。