私のために貴方がいるなんて。
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辞めた職場の男が好きで、告白をしたことがあります。
フラれました。
何が好きだったって。
私に興味がなかったんです。
だから、私は彼と一緒にいれば、「私でいられる」んじゃないかな。と考えたのです。
だって、本当に、私のことなんて眼中になかったのです。
それから、貴方を知りました。
貴方は最初から、「何かあればご連絡下さい」と、いつでも自分を頼ってくれ。と言ってくれました。
言葉だけ聞けば、普通のやり取りにも思います。
ただ……。
なんでしょう。
本当に「いつでもどうぞ」みたいな感じなのです。
この人……。関わる人全員にこんなに親切なのかしら……?
ずいぶんでできたお方だなぁと、私はすごい人なんだなぁと。思ったものです。←
でも、本当にそうなんです。
うまく言えません。
ここまで……。と言う感じです。
ここまで、、、私に? となって。
なんだか私は、私だけ特別扱いを受けているのだろうか? みたいな気分になって。
いよいよ、負けました。
貴方を頼ることにしたのです。
だって、私が頼れるのはもう、貴方だけでもありました。
それほどまでに、私は貴方が好きでした。
恋心は大きくなる一方だったのです。
***
私は私でありたかったのです。
それは、どこかで、私を殺すことなのかな。と思っていました。
だから、職場の男が好きになったのです。
でも、貴方は、とにかくもう。
なんでも言え。と言う感じです。
とにかく私のわがままが聞きたい。とでも言いたげな。
今にして思えば、そのころ私から言葉を引き出す。と言うか、私をその行動に移すまではちょっと、ジリジリしたのではないかなぁ。と言う感じです。
私は、私でいられる。を、貴方を知って知りました。
「私でいられる」は、職場の男を好きになった時に、自分で考えていたようなものではなかったのです。
相手が貴方だと「私でいられる」んです。
それを知りました。
最近ずっと、その職場の男のことが頭をよぎるたびに、実は……本当はそっちが相手なのか? と、考えてしまっていたのです。
でも、違うんです。
私の相手は貴方です。
貴方は私の内側にいて。私はとても、満たされるのです。
だから、貴方は私が会いたかった人なんだなあ。って。
そんな理想のような人が。
私の相手。
そんな貴方が私を好きで。私を愛してくれている。
……。
私のために貴方がいるなんて。