長編小説を完結させるお手伝いをしました

長編小説を完結させるお手伝いをしました

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コラム
先日、別所で校正のお仕事を引き受けたのですが、その依頼内容が少し変わったものでした。

というのも、通常は完成した文章を、ネット掲載や販売、コンテスト出品などに向けてクオリティを高めるために、校正をご依頼するお客様がほとんどですが、そのクライアント様の小説は最後まで書かれておらず、未完成でした。

依頼内容を簡単に説明すると、ご自身の書かれたSF小説(10万字超)が、設定に溺れてしまい終盤の執筆が困難になり、コンテスト出品を考えていたがとりあえず完結させたいので、校正を含めリライトして欲しい……とのことでした。

コンテスト出品を目指す作品をリライトとなると、ちょっとどうかなと思ったので、私はとりあえず物語を完結させるための簡単なご助言をし、その上で私が出来ること、「校正をしながら『気になる点』を見つけ、それをお伝えすることなら出来る」とお伝えしました。

ちなみに私にも以前、執筆していた小説作品が終盤でスランプに陥ってしまい、七年のブランクを経て完結したという過去があり、また最近では、自作小説のシリーズ作品が、五年に渡り五十万字を越えるボリュームで執筆を完結させたばかりだったので、物語を完結させるということにおいては私でも何か手伝えることがあるのでは? という謎の確信がありました。

このクライアント様も凄く素敵な方でしたので、私の助言を素直に聞いてくださり、私の提案を聞き入れて校正のご依頼をしてくださいました。


クライアント様の小説のジャンルはSFということもあり、私は読みながら作品に出てくる設定をメモしていきました。校正をしつつ設定と照らしながら読み進め、設定の齟齬が見つかればそこにコメントを残していく……というような作業を進め、あとはちょっと理解しにくい部分などを読者目線で指摘するようなコメントも残していきました。

校正目線で言えば、とてもクオリティが高い文章でしたので、非常に読みやすくどんどん読み進めることができました。しかも設定は面白く、想像していたほどグチャグチャもしておりません。

正直な感想を言えば、プロットがちゃんと練られていたのであれば、何故執筆できなくなったのかが謎なくらいでしたが、ご本人が「執筆しながらどんどんいいなと思う設定が増えていって、それで迷子になってしまった」ともおっしゃっていたので、おそらく設定の方がちゃんとまとまっていないのも原因なのかなとも思いました。

校正作業は想定よりも5日も早く終わり、私は校正のお仕事において1日の作業料金×作業日数で報酬額を決めていたので、5日分の金額をお値引きさせて頂きました。(※ご依頼の文章によって作業速度が異なるため、予めお値引きのお話はしないことにしています)

そして校正済みの文章と、私が設定をメモしたテキストを添付して納品致しました。テキストの方は設定だけでなく、最下部には『読者目線で今後の展開(未完成部分)に期待すること』、『はっきりさせた方が良いと思う設定』、『気になるところ』を箇条書きで書いておきました。そしてメッセージにて「必ず完結できると思うので頑張ってください」と、僭越ながら応援メッセージを付けました。

すると、クライアント様からとても感謝のこもった返信と評価をして頂けました。私の対応について「深く読み込んで頂き、誠実に向き合って頂いたのが伝わる」ともおっしゃって頂き、また、私の指摘した点などについては、「明確でわかりやすく理解ができる」ともおっしゃって頂きました。

また、私の応援も届いたようで、感謝のメッセージからモチベーションが高く上がり、やる気がみなぎっていらっしゃるようでした。ここまで感謝を伝えてくださったクライアント様は珍しく、私は本当に「受注して良かった!」と心から思いました。願わくばクライアント様の作品が無事完結し、さらにクオリティの高いものになって、コンテストに出品して何かしらの賞を受賞されたら良いなと。


校正といってもいろいろな文章のお仕事がありますが、私自身小説を執筆してもおりますので、もし小説やシナリオ執筆でお悩みの方がおられましたら、私でも何かしらお手伝い出来ることがあるかもしれません。


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