【開発の裏側107】外出先からEAを止めたいとき、スマホのMTアプリでできるのは注文だけだった。約定しない指値を、命令の代わりにした話

【開発の裏側107】外出先からEAを止めたいとき、スマホのMTアプリでできるのは注文だけだった。約定しない指値を、命令の代わりにした話

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IT・テクノロジー
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

開発の裏側の107回目です。前回は、移動平均線の傾きを見るインジケーターで、45度をどう決めたかの話でした。
今回は、外出先からEAを止めるための道具を作り始めたときの話です。まだ試作の段階です。



外で相場が急に動いたとき、パソコンを開けなくても、持っている玉を閉じたり、EAの新しい玉が残らないようにしたい。

ところが、スマホのMTアプリからできるのは、注文を出すことと、決済することくらいです。EAに命令を送る仕組みはありません。
そこで、注文そのものを命令として使うことにしました。



1つ目は、命令とふつうの注文の見分け方です。

命令は、いまの価格の50%より下に置いた、買いの指値にしました。金が4,000ドルなら、2,000ドルより下の買い指値です。
そこまで下がることはまず無いので、約定しません。それでいて、ふつうの注文と取り違えることもありません。

EAは0.5秒ごとに見回り、手で置いたこの指値を見つけたら、その指値を消してから命令を実行します。



2つ目は、命令の種類の伝え方です。

指値のロットを、最小ロットの何倍にしたかで、命令の番号にしました。

1倍は全部決済、2倍は買いだけ決済、3倍は売りだけ決済、4倍は全部決済と待機注文の削除。
5倍でロックを始め、6倍でロックを解きます。7倍は、いまの状況を知らせるだけです。

実行したら、残りの玉、含み損益、証拠金維持率、ロックの有無を、スマホに通知で送ります。



3つ目は、ロックの続け方です。

ロックの間は、ロックを始めた時刻より後に建った玉を、見つけ次第閉じます。
ロックの状態は、MTの中の共有の値に残しています。MTが再起動しても、ロックは続きます。



テスターで、買い2本と売り1本を持った状態から、2倍、5倍、新しい玉を建てる、6倍、7倍、1倍の順に流し、全部が想定どおりに動き、最後に玉も注文も0本になることを確かめました。
スマホから実際に指値を置いて、業者がそこまで遠い指値を受け付けるかは、これから確かめます。

EAを作るときは、外から止める手段を、最初から1つ決めておくと安心です。

EAや、EAを止める道具の制作も、ご依頼をお受けしています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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