【開発の裏側76】起動してからの時間で、通貨の強さの値が変わっていた。平均の計算を、時計より足で進めるように直した話

【開発の裏側76】起動してからの時間で、通貨の強さの値が変わっていた。平均の計算を、時計より足で進めるように直した話

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IT・テクノロジー
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

開発の裏側の76回目です。前回は、ボックスのインジケーターで、初期設定を作った人の使い方に合わせた話でした。
今回は、通貨の強さを出すインジケーターを作り直したとき、計算の進め方で見つかった3つの話です。



このインジケーターは、28の通貨ペアの値動きから、8つの通貨それぞれの強さを点数にして、パネルに並べます。
点数は、各ペアのRSIから作り、ならした値(指数平滑の移動平均)にしてから出しています。



1つ目は、ならし方の進め方です。

前の版は、計算をするたびに、ならした値を1回ずつ進めていました。
計算は、2秒ごとと、新しい足ができたときに走ります。
つまり、ならし具合が、足の本数より、時間で決まっていたことになります。

同じチャートでも、起動してから1時間たったときと、5分しかたっていないときとで、値が違ってきます。
2台のパソコンで同時に見ても、起動した時刻が違えば、点数が合わないことがあります。

直した版では、足の履歴から、毎回同じ手順で、ならした値を出すようにしました。いつ起動しても、同じ足なら同じ値になります。



2つ目は、起動した直後のお知らせです。

前の版は、起動した直後に、お知らせが間違って鳴ることがあり、それを、最初の5回は鳴らさない、という形で抑えていました。
ならした値が、起動直後はまだ落ち着いていなかったからです。

1つ目を直して、値がいつも同じ手順で決まるようになったので、前の値を取り直すだけで済むようになりました。5回飛ばす決まりは外しています。



3つ目は、取り直しの回数です。

前の版は、2秒ごとに、28ペア、3つの枠の分の値を取り直していました。
しかも、新しい足ができたかどうかを、計算に使う時間足でなく、チャートの時間足で判定していました。

直した版では、取り直すのは計算に使う時間足で新しい足ができたときだけにしました。いまの足を使う設定のときだけ、1秒ごとに見ます。



3つとも、パネルの見た目は前の版と変わりません。
それでも、起動した時刻やパソコンによって値が変わるインジケーターは、使う人にとって信頼できません。

インジケーターで平均やならした値を使うときは、その値が、時間で進んでいないか、足で進んでいるかを確かめてみてください。起動し直しても同じ値が出るかを見るのが、いちばん早い確かめ方です。

28の通貨ペアから、8つの通貨の強さを並べて見られるインジケーターです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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