【開発の裏側62】ボックスのお知らせが、黙って捨てられていた。お知らせの間隔を、全部の場面で1つにまとめていた話

【開発の裏側62】ボックスのお知らせが、黙って捨てられていた。お知らせの間隔を、全部の場面で1つにまとめていた話

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IT・テクノロジー
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

開発の裏側の61回目は、トレンドラインの傾きを秒で持っていたので、週末をまたぐと線が山と谷を外れた話でした。
今回も、同じ日に製品として作り直した、もう1つのインジケーターの点検の話です。



製品紹介の2回目で書いた e-BoxRangeSnap は、高値と安値が何度も止められた価格帯を見つけて、ボックスで描くインジケーターです。
価格が上限や下限に届いたとき、抜けたとき、ボックスの中のフィボナッチの位置に来たときに、お知らせを出せます。

もとの版を製品にするにあたって、お知らせの流れを1つずつ追いました。
見つかった問題のうち、3つを書きます。



1つ目は、お知らせの間隔です。

同じお知らせが続けて鳴らないように、一度知らせたら、決めた秒数のあいだは知らせない、という決まりが入っていました。
ところが、その秒数の数え方が、全部の場面で1つだけでした。

フィボナッチの位置に来たことを知らせた直後に、価格がボックスを抜けても、抜けたことは知らされません。間隔の内側だからです。
抜けたお知らせは、黙って捨てられていました。

直し方は、間隔を場面ごとに分けることです。お知らせの場面ごとに、それぞれが自分の時計を持つようにしました。



2つ目は、判定に使う価格です。

ボックスの上限と下限は、チャートの足の高値と安値から作っています。MTのチャートの足は、売りの価格(Bid)で描かれます。
ところが、お知らせの判定は、買いの価格(Ask)で行っていました。

AskはBidより、スプレッドの分だけ高い価格です。
上限には実際より早く届いたと知らせ、下限には遅れて知らせていました。

判定もパネルの距離の表示も、Bidにそろえました。



3つ目は、ボックスが入れ替わった瞬間です。

新しい足ができると、ボックスを見つけ直します。そこでボックスが新しいものに入れ替わっても、前のボックスのときの状態のまま比べていました。
たとえば、前のボックスでは中にいたのに、新しいボックスでは外にいる。その違いを、新しい動きと取り違えて、入れ替わった瞬間に誤って知らせることがありました。

ボックスが入れ替わったら、まず状態を取り直してから比べるようにしました。

もう1つ、ポップアップのお知らせが、インジケーターでは使えない命令で書かれていて、何も出ていなかったことも見つかり、直しています。



お知らせの不具合は、画面を見ているだけでは気づきにくいものです。
鳴るべきときに鳴らなかったことは、鳴らないので目に入りません。

お知らせを作るときは、間隔を場面ごとに持つか、判定の価格が描いた線と同じか、見るものが入れ替わった瞬間にどうなるか。この3つを確かめておくと、取りこぼしと誤報が減ります。

上限と下限への到達とブレイクを知らせ、ボックスを保存もできるインジケーターです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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