【検証ノート㉗】6年で20ポイントの差が出た壁の効き目、23年に伸ばしたら5ポイント以下に縮みました

【検証ノート㉗】6年で20ポイントの差が出た壁の効き目、23年に伸ばしたら5ポイント以下に縮みました

記事
マネー・副業
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

検証ノートの27回目です。
18回目と19回目で、水平線の壁がどれだけ跳ね返すかを測りました。今回は、その壁を、ダウ理論の状態で分けて測り直した話です。
結果よりも、測り方で学んだことが大きい回でした。



同じ壁でも、そのときの相場の状態で意味が変わります。

上昇トレンドの途中で、下から高値の壁に近づくなら、高値の更新を試すところ。
上から壁に近づくなら、押し目で、買いたいところです。
レンジなら、上限と下限です。

状態と近づく向きで、6通りに分けました。まとめて測ると、それぞれの効き目が打ち消し合って見えなくなっているかもしれない、と考えたからです。

ちなみに、状態の内訳は、ゴールドもドル円も、レンジが9割近くでした。
相場の8割から9割はレンジ、という私の見方と、ほぼ同じ数字です。



まず、2020年からの6年分で測りました。

ゴールドの上昇トレンド中、上から壁に近づいたときは、73.1%が跳ね返りました。比べるために、壁の無い所に置いた線では52.2%です。
下から近づいたときは36.5%で、比べる線は48.6%。上昇中は、上の壁は抜けやすく、下の壁は支えやすい、という教科書どおりの形です。

ところが、ドル円では、まったく逆の形が出ました。
2つをまとめると、ちょうど50%前後になります。打ち消し合っていた、という見立ては当たっていました。



ここで止めずに、期間を23年に伸ばしました。件数は3.7倍です。

すると、差はほとんど消えました。
6年で20ポイント前後あった差が、23年では5ポイント以下に縮んでいます。しかも、向きはゴールドとドル円で逆のままでした。

6年で見えた形は、件数が少ないところに出た、たまたまの差だったということです。
上昇トレンドの時間は全体の1割もないので、6年だと件数が数十件しかありませんでした。



6通りの状態と2つの銘柄で、12通りを測りました。2つの銘柄、2つの期間の4回とも同じ向きに出たのは、レンジの下の壁の1か所だけです。
それも、効き目はごく小さいものでした。12通り測って1つ出る、というのは、たまたまでも珍しくありません。



この測定で学んだことです。

件数が3桁に届かないところで出た大きな差は、まず疑う。
そして、銘柄を変えても出るか、期間を伸ばしても残るかの2つを、必ず両方確かめる。

6年だけで止めていたら、教科書どおりの形がゴールドで出た、という結果で終わっていました。

ご自分の手法を、銘柄と期間を広げて確かめる過去検証のご依頼も受けています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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