どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。
検証ノートの28回目です。
6回目で、直近20本の高値を抜けたらついていく順張りを、でたらめな時刻と比べました。今回は、その抜ける高値を、ダウ理論のジグザグの頂点に変えて測った話です。
ダウ理論では、直近の山の高値を上に抜けることを、高値更新と呼びます。上昇の続きの合図です。
測り方です。
ジグザグで確定した直近の高値に、逆指値の買いを置いておきます。レートがその高値に初めて届いた瞬間に入ります。売りは、その逆で安値に置きます。
損切りと利確は、直近の値動きの大きさから決め、利確は損切りの2倍の距離にしました。
銘柄はゴールド、ドル円、ポンド円。4時間足で、2007年から2026年まで。スプレッドを入れ、足の中でどちらに先に届いたかは1分足で決めています。
比べる相手は、同じ損切りと利確の形で、でたらめな時刻に入った場合です。
結果です。
買いは、3銘柄ともでたらめを上回りました。
1回の取引の平均は、損切りの幅を1として、ゴールドがプラス0.262、ドル円がプラス0.164、ポンド円がプラス0.056です。でたらめのほうは、どれも0前後でした。
売りも3銘柄ともプラスでしたが、プラス0.01からプラス0.04で、買いより弱い結果です。
年ごとに見ると、買いと売りを合わせてプラスだった年は、ゴールドが20年中17年、ドル円とポンド円が20年中15年。でたらめのほうは、7年、9年、4年でした。
6回目の、直近20本の高値を抜けたらついていく形とも比べました。
同じ条件で、ゴールドの買いがプラス0.201、ドル円がプラス0.061、ポンド円がプラス0.015です。
ジグザグの頂点のほうが、3銘柄とも上でした。
ジグザグの頂点は、多くの人が意識している高値なのかもしれません。ただ、ここはまだ見立ての段階です。
測るときに、1つ気をつけたことがあります。
ジグザグの頂点は、同じ向きの頂点が続くと、あとからより高いほうへ置き換わります。
つまり、その時点では確かにあった頂点が、あとで見たチャートからは消えていることがあります。投資と心理の11回目で書いた、後知恵の形です。
そこで、置き換えない、その時点で見えていた頂点だけで測り直しました。結論は変わりませんでした。
時間足を変えると、話が変わります。
1時間足では、勝率は理屈の値を少し上回りましたが、スプレッドを入れるとほぼ0か、マイナスでした。
効いたのは4時間足だけです。
期間を前半と後半に分けても見ました。ゴールドとドル円の買いは、前半も後半もプラスでした。ただ、ゴールドの売りは後半でマイナスになっています。
ダウ理論の高値更新は、終わった足の終値で確かめてから入ると、動きの多くを取り逃がします。
その価格に注文を置いておき、抜けた瞬間に入る。測り方を変えただけで、見え方が大きく変わりました。
ダウ理論の目線を6つの時間足で並べて見るパネルは、こちらです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。