真のおだてる力の正体に関して
こんにちは。セールスコピーライターの岩井直樹です。
前回(72)ブログでは「おだてる力」に触れましたね。
でも、「媚びる」という言葉への抵抗感が残った人もいるかもしれません。
そこで今回は、この両者の境界線を深掘りしていきます。
この違いを明確にすることで、あなたは「真のおだてる力」を発揮し
良好な人間関係を築く最高のスキルを身につけられるでしょう。
「おだてる」と「媚びる」、決定的な違いは「誰のためか?」
この二つの言葉はパッと見は似ていても、その本質はまるで異なります。
決定的な違いは、誰のためにその言葉を使うのかという意図にあります。
その主な違い3点に関して、詳しく見ていきましょう。
1. 目的の違い:自己都合か、相手の成長か
・媚びる言葉
自分の利益や承認欲求を満たすことが目的です。
・「気に入られたい」
・「評価されたい」
・「得をしたい」
といった自己都合が先行します。
これはまるで、相手の服のシミを指摘するフリをして
実は自分の指についた汚れを拭いているようなもの。
相手のためと言いつつ、最終的には自分に利益が
戻ってくることを期待しています。
・おだてる言葉
相手の長所や努力を認め
自信やモチベーションを引き出すことが目的です。
相手の成長を心から願い、その可能性を信じる
相手本位の意図が根底にあります。
こちらは、相手がより輝くために
そっと光を当ててあげるスポットライトのような役割です。
相手の魅力を引き出し
ステージを照らすことに喜びを感じます。
2. 視点の違い:表面か、本質か
・媚びる言葉
相手の地位、権力、あるいは表面的な行動だけを見て言葉を選びます。
・「部長はさすがですね!」
・「〇〇さんのおかげです!」
など、具体的な根拠に乏しいケースが多いです。
これは、中身を見ずに、ブランド名だけで褒めているようなもの。
上辺だけの言葉は、やがて薄っぺらさが露呈してしまいます。
・おだてる言葉
相手の個性、努力の過程、具体的な行動や成果の
本質的な価値を見抜き、そこを言葉にします。
・「〇〇さんの、どんな意見も一旦受け止める傾聴力、本当に尊敬します」
・「あの時の地道な準備があったからこそ、この成功に繋がったんですね」
など、具体的で真実味があります。
こちらは、その人の内側にある宝石の輝きを見つけ
言葉で磨き上げているような行為。だからこそ、相手の心に深く響くのです。
3. 関係性の違い:上下関係か、対等な信頼関係か
・媚びる言葉
相手にへりくだり、不自然なまでに持ち上げることで
見せかけの上下関係を作り出そうとします。
結果的に、相手に「利用されている」という不信感を与えかねません。
まるで相手を高い台座に乗せて
自分だけが下から見上げている状態。
そんな状態では対等な会話は生まれません。
・おだてる言葉
相手を一人の人間として尊重し
対等な立場でポジティブな言葉を贈ります。
これにより、相互理解と信頼に基づいた
健全な関係性が築かれ、お互いの成長につながります。
こちらは、並んで歩く相手の手を取り
一緒に素晴らしい景色を眺めているイメージ。
互いを認め合い、共に前を向く関係性を築きます。
「真のおだてる力」を育むための心の持ち方
「媚びる」と「おだてる」の違いは
結局のところ相手への誠実さに集約されます。
真のおだてる力を発揮するために
大切な心の持ち方3つをご紹介します。
①相手に興味を持つ
相手の仕事ぶりや人柄、努力している点に目を向け
心から「すごいな」「素晴らしいな」と感じるアンテナを張ること。
②具体的な事実に基づく
漠然とした褒め言葉ではなく、「なぜそう思ったのか」という
具体的な行動や成果に基づいて言葉を選ぶこと。
③相手の反応を見る
相手が本当に喜んでいるか、心地よく感じているかを確認し
必要であれば言葉の伝え方を調整すること。
あなたの言葉が、人間関係を豊かにする「武器」となる
「媚びる」ことは、一時的な利益をもたらすかもしれませんが
長期的には信頼を損ない、人間関係を破綻させる原因にもなりかねません。
しかし、真の「おだてる力」は違います。
それは、相手の素晴らしい部分を心から承認し
その成長を後押しする、賢く温かいコミュニケーションの技術です。
誰のために言葉を使うのかを真剣に考えることで
あなたの言葉は相手の心を動かし、個人の自信を引き出し
チームの生産性を高め、顧客との信頼関係を深める、強力な武器になります。
今日から「誰のためか」を意識して
真の「おだてる力」を磨いてみませんか?
あなたの言葉で、周りの人、そしてあなた自身の人生を
より豊かに変えていきましょう。