近5年傾向Pickup
・通常馬場ならスピード指向で距離延長馬が有利、特に前走1800m重賞組or1600mのG1レース出走馬(該当馬は良馬場開催の直近4年で2勝、5人気以下で複勝圏内に好走した4頭中2頭も該当、昨年も馬券には絡まなかったものの人気薄の該当馬が4着5着)
・前走毎日王冠組は、特にレースの上がり順位が3番手以内の該当馬か、5着以内馬(良馬場開催の直近4年で前走毎日王冠から馬券に絡んだ2頭がともに該当、昨年も該当の10人気サンレイポケットが4着)
・前走2000m以上出走馬は、重賞で1着馬か、G1レースで上がり順位3番手以内の末脚実績馬(良馬場開催の直近4年で前走2000m以上出走の臨戦から馬券に絡んだ6頭全馬が該当)
・2017年のように重い馬場の場合は、スタミナ指向で前走2200m以上出走の短縮ローテ馬に注目(2017年は距離短縮馬が複勝圏内を独占)
・血統は重厚、特に父欧州型か、父ノーザンダンサー系、トニービンの血を持つ馬(過去5年で父欧州型は4勝、父ノーザンダンサー系、トニービンの血を持つ馬も度々人気薄で馬券に)
・ディープインパクト産駒も毎年走る、特に良馬場で(ディープインパクト産駒は良馬場開催の直近4年連続で連対中、合計5頭が馬券に)
・近年はむしろ春のG1レースから直行組が走る(過去5年で複勝圏内に好走した15頭中11頭は前走が6月以前の芝G1レース出走馬)
総括
2分08秒3の時計を要した超不良馬場の2017年を除く、良馬場開催の直近4年で当日単勝4番人気以下で複勝圏内に好走した4頭中3頭は、前走芝2000m以下の重賞出走馬。
また、その4頭中2頭はマイルG1レースの好走実績馬。
2000m重賞としてはスピード指向が強く、マイル重賞でも勝ち負けできるような極限のスピードも問われる伝統のG1競走。
但し、この傾向に相反するように、血統的には重厚な欧州血統馬が走りやすい傾向にも注目。
過去5年で父欧州型は4勝。
昨年の勝ち馬エフフォーリアも、欧州型ロベルト系のエピファネイア産駒で、欧州最高峰レースとしても知られる凱旋門賞勝ち馬トニービンの血が効いたハーツクライを母父に持つ欧州指向の強い血統馬。
以上を踏まえて推奨馬は下記の通り。
推奨馬
ダノンベルーガ…前走の日本ダービー(東京芝2400m・G1)が、上がり順位3番手の末脚で4着。ピックアップの詳細通り、近年の当レースは前走が2000m以上のレースであれば、G1レースで上がり順位3番手以内の末脚実績馬が走りやすく、春のG1レースからの直行組も期待値は抜群。父は2013年の勝ち馬ジャスタウェイと同じハーツクライ。同種牡馬の母父は往年の天皇賞秋血統トニービン。トーセンジョーダン、カンパニーなど、父トニービン系は当レースで複数頭の勝ち馬を輩出。ハーツクライ自身の現役時代もそうであったように、トニービンの血を持つ種牡馬は使い込んでの上昇度にも定評がある系統だけに、ひと夏を超えたことで春の勢力図を塗り替えるパフォーマンスも期待できるキャラクター。
シャフリヤール…本馬も6月の海外遠征から直行の買いローテ。これまで4着以下に負けた2戦は何れも距離短縮ローテ。前走と同距離、あるいは延長ローテでは複勝率100%。海外G1レース制覇を成し遂げた2走前のドバイシーマクラシックがそうであったように、例え10m前後の距離延長であっても本馬にとっては大きな前進材料。また、根本的に天皇賞秋そのものも距離延長馬の期待値が高いレース。父はディープインパクト。近年の天皇賞秋におけるディープ産駒は、良馬場開催の直近4年連続で連対中というデータも。尚、本馬の全兄アルアインはマイルG1レースの好走実績馬で2019年の当レース4着馬。スピード指向の強い牝系であること、また兄よりも一枚上のスケールを踏まえれば、デビュー以来最高のパフォーマンスを見せる可能性も十分。
マリアエレーナ…前走の小倉記念(小倉芝2000m・G3)は、上がり最速の末脚で2着馬を5馬身突き放す圧巻のパフォーマンスを披露。血統構成はクロフネ×ディープインパクト。父は近年の当レースで期待値の高いノーザンダンサー系種牡馬。2019年6人気3着と馬券のポイントになったアエロリットも牝馬のクロフネ産駒。本馬の母父ディープインパクトのレース適性は前述の通り。尚、今年の出走予定馬の中で母父ディープインパクトは本馬1頭のみ。かつて、父サンデーサイレンスの時代から母父サンデーサイレンスへと時代が移り変わったように、今後はディープインパクトのBMS時代へと突入することも周知の事実。未来を先取る血統馬という意味でも注目したい1頭。
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