### 個別支援計画、形式的になっていませんか?
児発管の重要な業務である「個別支援計画」の作成。
日々の業務に追われる中で、「前回と似たような内容になってしまう」「きれいな言葉を並べて終わり」という状況に陥っていないでしょうか。
質の高い支援計画には、必ず**「根拠(エビデンス)」**があります。
その根拠を支えるのが、TEACCHや自閉症フレームワークに基づいた適切なアセスメントです。
### 「できないこと」ではなく「できること」に光を当てる
アセスメントの目的は、子どもの課題を列挙することではありません。
「氷山モデル」の視点を用いて、その子の強み(得意な認知特性)と、つまずきの背景にある真の原因を整理することです。
* **誤ったアセスメント**:「集中力がない。落ち着きがない。」
* **専門的なアセスメント**:「視覚優位で細部に注目する力が強いが、複数の指示が重なると情報過多になりやすい。物理的な構造化により、課題に集中できる環境が必要。」
このように特性を言語化することで、支援の方向性は明確になり、誰が読んでも納得できる計画になります。
### 保護者の信頼を勝ち取る「説明の技術」
個別支援計画の共有は、保護者との信頼関係を築く最大のチャンスです。
12年の現場経験で私が意識してきたのは、**「専門用語を、希望に変えること」**です。
「ABAのABC分析を行った結果、この行動には『要求』の機能があることが分かりました」と伝えるだけでなく、「この行動は、実は『これをやりたい!』という前向きな意欲の裏返しなんです。だから、伝え方の練習(代替行動)を一緒にしていきましょう」と翻訳して伝えます。
「この先生は、うちの子のことを本当によく分かってくれている」
そう思っていただけた時、保護者は支援の強力なパートナーになってくれます。
### 専門性は「見える化」してこそ価値がある
どれだけ熱意を持って支援していても、それが言語化・計画化されていなければ、周囲には伝わりません。
客観的なアセスメントに基づき、一貫した理論で計画を立て、それを分かりやすく共有する。
この一連のプロセスを愚直に繰り返すことが、事業所の専門性を担保し、子どもたちの未来を確実に支えることに繋がります。
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現場歴12年の経験をもとに、自閉症フレームワークやTEACCHの理論を「現場で明日から使える実践」に落とし込むための支援ツールや、業務効率化のノウハウを提供しています。
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