転職活動をしている方とカウンセリングをしていると、
「副業をやりたいです」
とおっしゃる方がいます。
英語が得意な方なら翻訳業、
パソコンが得意な方ならHP制作、
といった具合です。
はたしてそれは可能でしょうか?
現行の法律上、副業をやってはいけない、とは就業規則等に定めては
ならないことになっています。
つまり、基本的には副業を行っても問題ないです。
そのため、もし求職者様が副業を望まれる場合、それを理由に
断ってはならないのです。
しかし逆の立場で考えてください。
あなたが採用担当者だとして、面接を受けに来ている人が
「御社には入りたいですが、副業もやりたいです」
と言っている人に対して、どのように思いますか?
決して良い印象は持たないのではないでしょうか。
副業を頑張る前に、まずは仕事に慣れて実績を残してほしい。
そう思うのではないですか?
上記理由により、副業をやりたいと思うのは自由ですが、
転職活動をするにあたって、それを前面に押し出すのは
避けた方が無難です。
また現実的な話では法律上は副業がOKとなっているとはいえ、
社内の仕組みが追い付いていない企業の方が多いです。
そのため、
「副業はダメとは言わないが推奨はしていない」
という姿勢の企業が大半です。
本業以外にやりたいことがあるのはとても素晴らしいことですが、
まずは本業で実績を残し、それから副業をしていきましょう。
くれぐれも
「二兎を追う者は一兎をも得ず」
にはならないよう、ご注意ください。