森さんのルーツ|あなたの名字には、どんな景色がある?

森さんのルーツ|あなたの名字には、どんな景色がある?

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コラム

はじめに


家系図や先祖調査というと、
「戸籍を集めること」が目的だと思われがちです。

もちろん戸籍は大切です。

ですが、それだけでは見えてこないものがあります。

それが、その土地の歴史や風景です。

今回は、全国に多い名字の一つ「森」を例に、名字を調べるとどんな旅が始まるのかをご紹介します。

クイズです


全国に広く分布する「森」さん。

実は、人口比で特に多いことで知られる都道府県があります。

それはどこでしょう?

① 秋田県

② 徳島県

③ 熊本県




徳島県古地図_現在.png

今昔マップon the webより作成



正解は...


正解は、② 徳島県。

「森」は、自然に生い茂る森に由来する地形姓です。

全国各地で自然に生まれたため、一つだけが発祥地という名字ではありません。

ところが徳島県では、名字ランキングでも上位に入るほど多く見られます。

その理由は、山だけではありません。

実は、鳴門海峡の歴史とも深く関わっていました。

山と海が育てた「森」という名字


徳島県は県土の約8割を山林が占める自然豊かな土地です。

山から流れる川は海へ注ぎ、人々は昔から山と海の両方の恵みを受けながら暮らしてきました。

こうした環境の中で、「森」という名字も各地で自然に生まれ、受け継がれてきたのでしょう。

さらに徳島には、もう一つ特徴があります。

それは、「森」という名字が海の歴史とも結び付いていることです。

鳴門海峡から見えてきた、もう一つの森さん


調べていくと、とても興味深い歴史が見えてきました。

鳴門海峡を見下ろす土佐泊城。

戦国時代、この城には阿波水軍を率いた森氏が居城していました。

森氏は、単なる海賊ではありません。

海峡を行き交う船を案内し、安全を守り、海上交通を支えた「海の武士団」でした。

豊臣秀吉の四国征伐後は蜂須賀家に仕え、「森甚五兵衛」の名を代々受け継ぎながら、徳島藩の海を支える重要な役割を担っていきます。

さらに古地図を開いてみると、約130年前と現在とで海岸線はほとんど変わっていません。

約千年前には紀貫之もこの地で風待ちをし、和歌を残しました。

同じ海を眺めながら、時代を超えて人々が暮らしてきたことが伝わってきます。

私は、こういう発見がとても好きです。

私が先祖調査で大切にしていること


私は、戸籍を集めることが先祖調査のゴールだとは思っていません。

戸籍を読み、

名字を調べ、

古地図を見て、

郷土史を読み、

そして、その土地を歩く。

すると、

「ご先祖も、この海を眺めていたのかもしれない。」

「この港から船を見送ったのかもしれない。」

そんな景色が少しずつ見えてきます。

私は、この体験こそが先祖調査の一番面白いところだと思っています。

家系図を作って終わりではなく、一緒にルーツを楽しみませんか?


ココナラでは、

戸籍調査や家系図作成だけでなく、

「この戸籍から何が分かるの?」

「どこまで先祖をたどれるの?」

そんな疑問にも、一緒に伴走しながらお手伝いしています。

家系図は完成して終わりではありません。

そこから始まる

「ルーツの旅」

を、一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。

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