原爆投下に対する日本人とアメリカ人の意識の違い-映画「バービー」騒動
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現在、映画「バービー」を巡って一部で騒ぎが起きているんですが、ご存じですか。
「バービー」と、これと同時期に公開される原子爆弾を開発した物理学者を主人公にした作品「オッペンハイマー」のコラージュ画像がSNS上に多数投稿され、その中に原爆投下を連想させる画像が含まれていたのです。
たとえば、バービー役の女優マーゴット・ロビーの髪形が原爆の「キノコ雲」になっていたり、バービーと幼なじみのケンが原爆の爆発をバックに笑顔を見せているといった感じです。
そして、これに「バービー」の公式アカウントが好意的メッセージを投稿しました。
当然ながら、日本では非難のコメントが続々とSNSに書き込まれ、「バービー」の日本の配給元のワーナーブラザースジャパン合同会社は「極めて遺憾」とするコメントを発表。
更に、米ワーナー・ブラザースも、地元芸能メディアに対して「配慮に欠けた投稿を遺憾に思っております。心からおわびします」とする声明を出しています。
しかし、私にいわせれば、それほど驚くべきことではないですね。
もともとアメリカ人は日本に原爆を投下したことをまったく悪いとは思っていません。
基本的には、原爆投下を行った当時、多くのアメリカ人は戦争の終結を早めるために必要な戦術として受け入れました。
日本の降伏によって多くのアメリカ兵士の生命が救われると信じられていたんですね。
ただし、これは現在の美化された意見であって、当時そして戦後長い間、彼らは「イェローモンキー(日本人の別称)を成敗してやったんだ」と考えていました(恐らく現在も)。
大体、アメリカが日本に原爆を落としたこと自体知らないアメリカ人が多いそうです。
学校で教えないから。
更に原爆投下を知っているアメリカ人も、必ず日本の真珠湾攻撃を持ち出して反論してきます。
「日本は汚い奇襲をしたんだから報復されて当たり前だ」
しかし、いうまでもないですが、真珠湾攻撃での犠牲者数は死亡者が2,403人、負傷者が1,178人に対して、広島と長崎の原爆による被害者数は、正確に把握するのは難しいのですが、死亡者・負傷者を合わせて少なくとも20万人といわれています。
比較にならないんですね。
それでもアメリカ人は非を認めません。
オバマ大統領(当時)が、2016年5月27日にようやく米国の現職大統領として初めて広島を訪問しましたが、これだけ時間がかかったことが、アメリカ人の原爆投下に対する意識を表しているといえるでしょう。
はっきり言いますが、アメリカ人には日本人を始めとする東洋人への差別意識が今でもあります。
さすがにあまりあからさまに表に出すことは少なくなったようですが、今回の「バービー」騒動のような機会に吹き出すわけです。
お花畑的に人類皆兄弟を信じるのは結構ですが、こういうこともあるということをわきまえておかないと、アメリカ人を始めとする西洋人と交流するときに思わぬ苦い経験をすることになるかもしれませんよ。
では