愛は4年で終わる ? !

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今日はちょっと刺激的な愛の賞味期間の話です。

「生物学的に見ると人間の愛は4年で終わるのが自然で、その後配偶者を変えたりするのが人間の本来の姿だ」

この説は発表時に話題になったので知っている人も多いでしょう。

人類学者ヘレン・E・フィッシャーが唱えました。

世界62の国と地域で調査した結果、結婚後4年で離婚する夫婦が多かったということから導き出された仮説です(もちろん、根拠はそれだけではありませんが)。

人間は恋に陥るとPEA(別名「恋愛ホルモン」)という脳内物質が大量に分泌されます。

寝ても覚めても恋人のことしか考えられなくなり、客観的に物事が見られなくなるんですね。

要するにあばたもえくぼの状態です。

しかしこのPEAの作用は長続きせず、だいたい2〜3年ほどで分泌量が減ってきます。

そうなると、えくぼは目の錯覚だと気づき、あばただと認知できるようになるわけです。

そして、反対に些細なことも目につくようになり、いろいろと不満がたまってきます。

そのためこの時期に別れたり、浮気したりすることが多いようです。

しかし、実は愛はこれで終わりというわけではありません。

PTAがだんだん分泌されなくなると、今度は脳内から脳に安心感や多幸感を与えるセロトニンというホルモンが分泌されます。

セロトニンは、長く付き合っている相手と一緒にいることで分泌が高まり、お互いを「やっぱりこの人といるのが一番」という気持ちにさせる作用があるんですす。

激しく燃える愛は長続きしませんが、その後により落ち着いた愛情の時期が来るわけです。

動物学的には、愛は4年で終わるとしても、人間は理性の生き物です。

燃えるような愛は薄れても、情が残ります。

だから、すぐに離婚する夫婦は比較的少ないんです。

とは言え、離婚しないのには様々な理由があります。愛情の問題だけではありません。

世間体が悪いとか、離婚は面倒だとか、または子供がいるからとか。

日本の場合は子供ができると奥さんは育児、教育、家事にかかりきりになり、夫は仕事に打ち込むというのが従来のスタイルでした。

これであまり問題がなかったんですね。もちろん、不満はいろいろとあるでしょうが、一応のバランスは取れていたわけです。

しかし、時代は変わりつつあります。

現在では別れないためには積極的な努力をしないといけないんです。

相手の欠点に目をつぶるとか、尊敬できる部分を見つけること、同じ趣味を持つのもいいでしょう。

夫婦にせよ、恋人同士にせよ、カップルが長続きするためには、お互いに相手が必要としているものを与えるようにするのが一番なんですね。

そして、できれば同じ価値観を持つようにすることです。いわゆる似た者夫婦といった感じです。

お互いに理解し合い、相手を必要としていれば絶対に別れることはないでしょう。

愛のホルモンの分泌が少なくなるのは自然の摂理ですから仕方がありません。

しかし、その後も穏やかな家族愛、友愛をはぐくむようにすればいいのです。

ただし、私は絶対に離婚をしてはいけないと言っているのではありません。避けられるものならば避けた方がいいと考えているだけです。

では。

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