新たな国民の分断:モテ=上級国民VS非モテ=下級国民

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今日は、女性に相手にしてもらえない新しい階層、非モテの出現について書きたいと思います。

まず、今日の文章は橘玲氏の「上級国民/下級国民」 (小学館新書)を参考にしたことをお断りしておきます。

ただし、当然ながら内容の解釈および誤解については、100% 私の責任であることはいうまでもありません。

橘氏は、最近、新たに社会に上級国民/下級国民との分断が見られるとしています。

この上級国民と下級国民についての明確な定義は示されていませんが、一応、以下のように説明されています。

上級国民:知識社会・評判社会において、「自分らしく生きる」という特権を享受できるひとたち。

下級国民:「自分らしく生きるべきだ」という社会からの強い圧力を受けながら、そうできないひとたち。

「下級国民」は、バブル崩壊後の平成の労働市場から生み落とされました。

そして、彼らを待ち受けるのは、共同体からも性愛からも排除されるという「残酷な運命」であり、これに対して、それらを独占するのは少数の「上級国民」たちなのです。

これについて、社会学者の橋本健二は「アンダークラス 新たな下層階級の出現」で次のように述べています。

「59歳以下の男性アンダークラスは七割超が高卒以下の学歴で、未婚率が66.4%ときわだって高く、40代以下の大半は『生涯未婚』になると推定される」

要するに、非モテはビジネスで成功できないお金のない下級国民であり、女性からも相手をされなくなるので性愛からも排除されるということです。

そして「非モテ」は女性から抑圧されていると考えているので女性権利を拡大しようとしているフェミニストとぶつかりあいます。

非モテからしてみれば「女性よりも自分たちの方が差別されていますけど?」となるわけです。

「女性の場合は、社会的・経済的な成功とモテることに関係がない」からですね。

女性は社会でうまくいってなくても、男性はあまり気にしないでしょう。

しかし、逆はどうでしょう。

フリーターやニートの男が女性から相手にされることはほとんどありません。

非モテからしてみると本当に差別されているのは自分たちだと考える正当な理由があるわけですね。

また、荒川和久は「超ソロ社会『独身大国・日本』の衝撃」で次のような事実を指摘しています。

「男性では明らかに年収が低いほど未婚率が高く、年収があがるにつれて結婚するようになる。

年収300万円以下では3割、200万円以下で4割が生涯未婚ですが、年収600万円以上で約9割、1000万円を超えると95パーセントがいちどは結婚している。

これとは対照的に、女性の場合は年収が低いほど結婚し、年収が上がるにつれて未婚になっていく傾向がみられる(ただし、女性の年収が高いほど結婚ができなくなるわけではないことに注意)」

つまり、こういうことになります。

モテ=上級国民

非モテ=下級国民

世の中で性愛の話になると必ずLGBTの話が出てきます。

しかしLGBT以前に、世の中には女の人から全く相手にされることがない男性たちがいることは社会問題にはなっていません。

それどころか「モテない人」として嘲笑される有様。

新たな被差別階級の出現ですね。

では



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