「あなたの強みは何ですか?」
面接や自己紹介の場で、この質問に窮した経験はありませんか?
「特に人様に誇れるようなことなんてない」「自分には特別な才能はない」…そう感じて、言葉に詰まってしまう。
もしあなたが今、「自分の強みがわからない」と感じているのだとしたら、それは決してあなたが凡庸だからではありません。むしろ逆です。それは、あなたが「才能の宝庫」の上に立っているのに、その価値に気づいていないだけなのかもしれません。
なぜ、私たちは自分の強みに気づけないのでしょうか?
その最大の理由は、「強み」とは、本人にとってあまりにも「当たり前」で「自然」にできてしまうことだからです。息をするように、無意識にできてしまうこと。だからこそ、それが特別な能力だとは認識できないのです。
魚は、自分が水の中にいることに気づきません。それと同じです。
でも、大丈夫。今日は、その「当たり前」に隠されたあなたの才能を見つけ出すための、3つの視点をご紹介します。
視点1:「人からよく頼られること」に注目する
あなた自身は「大したことない」と思っていても、周りの友人や同僚が、なぜかあなたに頼ってくることはありませんか?
「この書類、ちょっと見てくれない? あなたのチェックは正確だから」
「ちょっと話を聞いてほしいんだけど…。あなたと話すと、頭が整理されるんだ」
「このイベントの幹事、お願いできないかな? あなたが仕切ると、いつもスムーズだから」
これらは、他者から見たあなたの「強み」そのものです。あなたは無意識にやっているかもしれませんが、他の人にとっては、それは「お金を払ってでもお願いしたい」レベルのスキルなのです。
今すぐ、過去に人から頼まれたこと、感謝されたことをノートに書き出してみてください。そこに、あなたの才能のヒントが隠されています。
視点2:「時間を忘れて没頭できること」を探る
どんなことでも構いません。気づいたら何時間も経っていた、という経験はありませんか?
本を読んだり、情報を調べたりすること。(知的好奇心、探求心、情報収集能力)
部屋の模様替えや、整理整頓をすること。(空間認識能力、体系化能力、美意識)
複雑なプラモデルを組み立てたり、手芸をしたりすること。(集中力、精密作業能力、計画性)
ただただ人の話を、相槌を打ちながら聞くこと。(傾聴力、共感力、受容性)
例えば、「子供の頃、何に夢中になっていましたか?」「誰にも評価されなくても、ついやってしまうことは何ですか?」「もし1ヶ月の自由な時間とお金があったら、何をしますか?」といった問いかけが有効です。]
お金になるかどうか、人に誇れるかどうかは、一旦脇に置いてください。あなたの心が自然と引き寄せられ、エネルギーが湧いてくる活動。それこそが、あなたの魂が喜ぶ、才能の源泉です。
視点3:「困難を乗り越えた経験」を振り返る
これは少し辛い作業かもしれませんが、非常に重要です。あなたが過去に直面し、乗り越えてきた困難やコンプレックスは、今となってはあなたのユニークな強みになっています。
人見知りで苦労した経験がある人は、相手の気持ちを察する繊細な共感力を手に入れているかもしれません。
大きな失敗をしてしまった経験がある人は、リスク管理能力や、他人の失敗に寛容になれる優しさを身につけているかもしれません。
病気や怪我で、当たり前の日常を失った経験がある人は、日々の小さな幸せを見つける天才になっているかもしれません。
あなたが「弱み」だと思っていること、隠したいと思っている過去の傷跡こそ、他の誰にもない、あなただけの深みと魅力、そして「強み」なのです。
まとめ:あなたはすでに、たくさんの才能を持っている
「自分には何もない」と感じるのは、自分の才能を測る「ものさし」が、他人軸になっているからです。社会的に評価される「すごい」能力だけが強みなのではありません。
今日ご紹介した3つの視点から自分を見つめ直せば、あなたはすでに、たくさんのユニークな才能を持っていることに気づくはずです。
その才能の組み合わせこそが、あなたという唯一無二の存在を形作っています。