【保護者】小学3年生くらいから…変化する男の子

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コラム
どうも、きんちゃんです。
今日は、最近よくある相談や質問から…

「最近…あまり話してくれなくなって…」
「反抗期かな…」

その大半が…3年生、4年生…なんです。

そこには…理由があります。


簡単に思春期など…と片付けてしまうといろんな信号を見逃してみまうかもしれません。

いくつかの理由もありますが、
多くの子ども達と関わっているとやっぱり3年生くらいから変わってくる兆しがあります。

その大きな理由として…
【自我の形成からの承認欲求】だと感じています。

はじめのうちは自分自身ですら感じていない程度の感覚だと思います。
それが、日に日に「自分はできる。何かよくわかった気になる」…
「自分はよくわかっているのに、わかってくれない」「うまくできないのは、〇〇のせいで自分のせいじゃない。僕はわかってるし、できる」…
こうした種の感情が強くなっていくように思います。

勉強もこれまでと違い、少し難しくなっていく頃…たくさんのストレスと
心の成長と、気持ちの整理が追い付かない状態になってきます。

そして、自分を子ども扱いする親との距離を取り始めたり…
自分より弱い立場の生き物(小動物、虫、お年寄り、立場の弱い大人、自分よりも劣っていると思う友達など)に攻撃的に関わるようになったり…
チャンスがあれば、優位を取ろうとするようになります…
「あれ、最近なんか変わった?」直感的に感じる保護者の方もいるようです。

しかし、見方を変えれば、これ自体は発達段階において正常といえる行為であり、順調に成長していると言えます。
こうした行動は、自身の芽生え始めた承認欲求の飢えを満たそうとしています。
その正体がわからず、試行錯誤しながら、そのもやもやした感情と向き合い、
日常を過ごしているといろんなことが起こります。

だからこそ、この時期にはたっぷりと愛情、話し合い、承認することが必要になってきます。
たくさん話を聞いて、たくさん思いつくことをやらせてあげて、見守ってあげてほしいです。うまくできた時もなんでうなくできたのか聞いてあげてください。できなかった時も、どこが原因やったのか考えさせてあげてください。
そうして、承認欲求が満たされていけば、問題となる行動にエスカレートすることはあまり起こりません。

しかし、こうした欲求がエスカレートしてしまうと
集団化し、暴走してしまうのが…学級崩壊のような状態や、
親とのコミュニケーションのしこりができてしまったり、
お年寄りや、社会的立場の弱い方への攻撃、
エスカレートしたいたずら、いじめなどに発展してしまいます。

親だけでも、教師だけでもなく
その子を取り巻くすべての大人達が気をつけてやらないといけない年頃です。

こまめなコミュニケーションをとる
決めつけや、一方的な言い聞かせる行動や態度
感情的になり、力で押さえつけるような発言
夫婦喧嘩
威圧的な行動や態度

こうした大人達の態度で子ども達の心の成長は、濁ってしまう恐れがあります。いじめを生んでいるのは、子ども自身ではなく、周囲の大人達が作り切れていない環境に原因があるのかもしれません。

こうした予兆が生まれてきた時が、信号です。
周囲を見直して、少し意識するだけでも改善できることが必ずあるはずです。

この原因以外にも、いろんな環境、状況はあると思いますが、
前兆が見えた時には、一度この視点からのアプローチを試みてください。
何かが好転するかと思います。

これは、あくまでも統計的なお話です。ご参考までに…


byきんぴら(きんちゃん)



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