「前のツールで集めたメールアドレスを、UTAGEに移したい」
「CSVで一気に入れて、そのまま配信していいのかな」
UTAGE(ウタゲ)は、メール配信・LINE配信・ページ作成・決済・会員サイトをまとめて扱えるツールです。
私はUTAGE構築サポートを50社以上でお手伝いしてきましたが、リストの取り込みは「入れる操作」より「入れる順番と量」でつまずく方が多い作業です。
公式マニュアルに書かれている手順と、その前後の決まりごとを整理しました。
■ 取り込む前にそろえるもの
公式マニュアルでは、既存リストを取り込んで配信するまでの流れが5つのSTEPで示されています。
1. 配信アカウントを作成する
2. DKIM・DMARC認証設定をする
3. シナリオを作成する
4. 登録直後のステップ配信を作成する
5. CSV形式でメールアドレスを段階的に追加して配信する
先に受け皿(シナリオと登録直後のステップ配信)を作ってから取り込む、という順番です。
■ CSVファイルの作り方
作り方はシンプルですが、1行目の書き方に決まりがあります。
1. Excelなどで新規ファイルを作る
2. 1行目に読者項目名を入力する
3. 2行目以降にデータを入力する
4. CSV形式で保存する
1行目の項目名は、該当シナリオの「登録フォーム・読者項目の設定」にある名称と完全一致させる必要があります。
ここがずれていると、その列は取り込まれません。
■ 取り込みの操作手順
1. 「メール・LINE配信」>「アカウント一覧」から利用するアカウントを選ぶ
2. 「シナリオ管理」から対象のシナリオをクリックする
3. 「読者一覧」画面で「追加」ボタンをクリックする
4. 「CSV一括追加」を選び、「ファイルを選択」でCSVファイルを指定する
5. 注意事項を確認し、各項目にチェックを入れる
6. 「登録する」ボタンを1度だけクリックする
7. 処理完了後、読者一覧に反映されたら完了
6については、ダブルクリックによる重複登録の危険が公式マニュアルに明記されています。
押すのは1回です。
● 配信対象の設定
追加時には、3つの対象設定ができます。
・登録直後のステップメール配信の対象にする
・登録以降のステップメール配信の対象にする
・リマインダ配信の対象にする
取り込んだ人に登録直後のステップ配信を届けたい場合は、対応する項目にチェックを入れます。
■ 1日に入れる件数の目安
公式マニュアルには、大量のリストを移すときは段階的にインポートするよう書かれています。
・1日目は100件
・2日目は100〜300件
・以降、段階的に増やしていく
配信量の目安も示されています。
1メールアドレスあたり1日1通が目安で、これは複数のシナリオにまたがる場合も同じです。
配信実績を残しながら進める、という考え方です。
一気に入れて一気に送ると、スパム判定される可能性がある、と公式に書かれています。
■ 登録してはいけないアドレス
公式マニュアルには、登録を避けるべきアドレスも列挙されています。
・エラーアドレス
・購入したメールアドレス
・共有メールアドレス
・解除済みアドレス
・取得元が不明なアドレス
・数ヶ月以上メール配信を行っていないメールアドレス
・明示的な許諾がないアドレス(インターネットで公開されていた、名刺交換した、別の送信者名で取得した、など)
■ 知っておくと戸惑わない仕様
● 重複しているアドレスの扱い
重複登録の設定が「許可」になっていても、CSV一括追加では既にあるアドレスは登録されません。
● 空欄で上書きされる項目がある
「全シナリオ共通情報」を空白のまま登録すると、既存の内容が上書きされます。
● LINEの友だちはCSVでは移せません
公式マニュアルには、他システムから移ってきたLINEの友だちは、フォロワーからのアクションがない限りUTAGE側で友だちとして認識されない、と書かれています。
メールアドレスのようにCSVで持ってくる、という方法ではありません。
■ メールアドレスとLINE情報を1つにまとめたいとき
すでにLINE情報とメールアドレスが紐づいている読者を、別のシナリオへ統合した状態で入れたい場合の手順も公式にあります。
1. 紐づけ済みの他シナリオの読者一覧で「CSV出力」を押す(同一の配信アカウント内のシナリオのみ有効)
2. ExcelでCSVを開き、LINE友だちID・お名前・メールアドレス・その他任意項目を残す
3. 全シナリオ共通読者ID、アカウント共通LINE友だちID、LINE登録名、配信基準日時、登録日時、ステータス、解除日時の列を削除し、別名で保存する
4. 対象シナリオの読者一覧で「追加」>「CSV一括追加」からファイルを選び、注意事項にチェックして「登録する」
5. 読者一覧で、LINE情報とメールアドレスが統合されているか確認する
この方法はCSV一括登録時のみ利用でき、1件ずつの追加では使えません。
■ 取り込んだ内容を確認する画面
読者一覧では、メールアドレス、LINE登録名、配信基準日、ラベル、シナリオ、配信、登録経路、フリー項目で絞り込めます。
「CSV出力」で現在の読者一覧を書き出すこともできます。
なお公式マニュアルには、特定電子メール法でオプトイン・オプトアウトの記録を残すことが定められているため、テストデータ以外の削除は避け、配信解除を使うよう案内されています。
■ まとめ
・先に配信アカウント・DKIM/DMARC認証・シナリオ・登録直後のステップ配信を用意してから取り込む
・CSVの1行目の項目名は「登録フォーム・読者項目の設定」の名称と完全一致させる
・操作は「読者一覧」>「追加」>「CSV一括追加」。「登録する」は1回だけ押す
・追加時に、登録直後/登録以降のステップ配信、リマインダ配信の対象を選べる
・1日目100件、2日目100〜300件と段階的に。1メールアドレスあたり1日1通が目安
・エラーアドレス・購入アドレス・解除済み・取得元不明などは登録しない
・重複許可の設定でも、CSV一括追加では既存アドレスは登録されない
・「全シナリオ共通情報」を空白で登録すると上書きされる
・LINEの友だちはCSVでは移せない。アクションが必要
・LINE情報とメールアドレスの統合は、CSV出力→列を整理→CSV一括追加で行う
ここまで読んで「自分でやるのは不安だな」と感じた方へ。
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