志望動機が「その会社でなぜ?」で止まるときの整理法

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志望動機を書いたのに、読み返すと「その会社でなくても成り立つのでは」と感じることがあります。

企業の事業や製品への関心を書いていても、自分の経験や考えとのつながりが見えなければ、志望理由としては弱く見えやすくなります。

問題は、企業研究が足りないことだけではありません。「その会社に興味を持った理由」と「自分がそこで働きたい理由」が、別々のまま並んでいることが多いのです。

■ 企業の説明と、自分の経験を分ける

まず、今の志望動機を二つに分けてみます。

・その会社について書いていること
・自分の経験や考えについて書いていること

たとえば「幅広い製品を扱い、社会を支えている点に魅力を感じました」は、企業の特徴を説明しています。ただ、このままでは、なぜ自分がその点に魅力を感じたのかが分かりません。

過去の研究、アルバイト、部活動、仕事、身近な経験などから、なぜその価値に反応したのかを一つ探します。

■ 「なぜ気になったか」を具体的にする

企業の情報を見て、特に印象に残ったものを一つ選びます。

・製品
・技術
・顧客
・事業の進め方
・社会への関わり方
・職種の役割

次の質問に答えると、自分との接点が見えやすくなります。

・それが気になったきっかけは何か
・過去に似た経験はあるか
・その経験で何を感じたか
・何を改善したい、実現したいと思ったか

「社会に貢献したい」だけでは、まだ抽象的です。自分の経験から、どのような課題に気づき、どんな価値を届けたいと思ったのかまで整理してみます。

■ 企業との接点は一つに絞る

志望動機に、企業の魅力をたくさん詰め込む必要はありません。事業、社風、技術、研修制度、勤務地などをすべて書くと、かえって自分が何に惹かれたのか分かりにくくなります。

まずは、次の順番で一つの接点を作ります。

1. 自分が経験から大切にしてきた価値
2. 応募先の事業や仕事で確認できた接点
3. その接点に惹かれた理由
4. 入社後に生かせそうな経験

この順番をそのまま文章にする必要はありません。経験、感じた価値、企業との接点、入社後の貢献がつながっていることが大切です。

■ 「その会社でなければならない」を無理に作らない

志望動機を強くしようとして、企業を過剰に褒める必要はありません。確認できていないことを「業界で最も先進的」「必ず成長できる」などと断定すると、面接で理由を聞かれたときに説明しにくくなります。

代わりに、次の範囲で書きます。

・自分が確認した製品や事業
・そこから感じた具体的な価値
・自分の経験との共通点
・入社後に生かせそうな経験

会社の良さを大きく見せるより、自分がなぜ反応したのかを説明する方が、本人の言葉になりやすくなります。

■ 提出前の3つの確認

・企業の説明だけで終わっていないか
・なぜ自分がその価値に惹かれたのか説明できるか
・「なぜ他社ではなくこの会社ですか」と聞かれて話せるか

一つでも答えにくい場合は、企業情報をさらに増やす前に、自分の経験や考えを整理してみてください。

■ ESを一社分の流れとして整理したい方へ

志望理由だけでなく、経験、自己PR、複数設問のつながり、ESから面接で聞かれそうな点まで確認したい方には、個別のES添削があります。

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