大甕(おおみか)神社へ参拝

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先日、大甕神社にご挨拶に伺いました。
行動自粛が続いていますので、2年ぶりくらいになりますが、こちらの神社は相変わらずエネルギーが満ち溢れている感じ。

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大甕神社の御祭神は二柱です。
主神:健葉槌命(たけはつちのみこと)
地主神:甕星香々背男(みかほしかかせお)※天香々背男、天津甕星とも呼ばれています。
某映画のスピンオフ小説に出てきたことで参拝者が増えているとのこと。

甕星香々背男様は東北地方を治めていた、とても強い神様でしたから、その地を平定すべく遣わされた建御雷之男神様と経津主神様の最強ペアでさえ討伐できず、健葉槌命様に大岩でもって封じられたと言われています。その大岩がご神体となる「宿魂石」として正殿裏にあり、奥宮へはこの大岩の上から垂らされたチェーンを伝って登拝するという、ちょっと変わった神社です。

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(左寄りの木立間の奥にあるのが宿魂石。ここから登拝します。)

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(奥宮。迂回路を通っても数分で着きますが、とにかく足場が悪いので履物には注意が必要です。)

要は「手に負えない暴れん坊を無理やり押さえつけた」という訳ですが、別の見方をするならば、「星の神様」である甕星香々背男様を「太陽神」である天照大御神様が討伐して太陽が統治する国造りを強行した、ともいえるのです。
自分が守っていた星神信仰が拡がる地を荒らされては堪らぬ、とそれはもう盛大に反発するに決まっています。自分を信じる人々を必死に護ろうとしただけなのですから。

そう考えると、何となくこの宿魂石を踏みつけて参拝する気になれなくて、私は迂回路を通るようにしていますが、実際に行かれる方はスニーカーなどで参拝してくださいね。登る距離はとても短いですが、何しろ「岩」なので。

この宿魂石の下には今もなお、甕星香々背男様が封印され続けているといわれているのは、おそらく参拝時に妙な圧というか空気の重さを感じ取る人が多いからだと思うのです。
私も、正殿と奥宮でご挨拶をしていると、自然と体が後ろに傾きます。
気圧される、という言葉がありますが、物理的に「気配に圧倒される」感じ。
境内はすごく気持ちが良いのに、空気が濃厚というか重い。
前回同行した人は、そういった経験は皆無だったのですが、正殿でご挨拶している最中からめまいに襲われて、何とか奥宮と天津甕星神社(迂回路の入口に在ります)にご挨拶を済ませて敷地を出た瞬間に変調が治まる、という体験をして驚いていました。

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(天津甕星神社。星神さまらしく、いたるところに星のモチーフがあります。)

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(横向きで視難いですが天津甕星神社)

毎月1日のみ授与の御守をいつか入手したいと、ずっと願っているのですが、なかなか機会が無いのが残念。
こちらのご朱印は元気いっぱいというか明るい気に満ちた素敵な文字で、天津甕星神社のほうは金墨で書いてくださるので、とてもきれいですよ。

参拝される際は、御由緒を理解することはもちろんですが、訪れたときに感じたこと、考えたことも自分の中に落とし込んで活かしていただきたいと思います。


宵小町  拝
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