破裂、引火で死亡例も 「カセットボンベ」「電気ストーブ」の取り扱いに注意 事故を防ぐには?
冬はカセットこんろや電気ストーブを使用する機会が増えます。
そんな中、カセットこんろや電気ストーブなどの使用時にカセットボンベが破裂したり、火災に発展したりする事例が発生しているとして、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が公式サイトで注意を呼び掛けています。
カセットボンベやスプレー缶は火気の近くに置かないこと
NITEによると、過去には、飲食店で店員が誤って加熱された鉄板の上にカセットこんろを置いたことがきっかけで、装着されていたカセットボンベが破裂し、客の腹部に当たる事故が発生したということです。
結局、客は3日後に死亡しました。
鉄板の熱により、カセットボンベが過熱して破裂した可能性があるということです。
他にも、電気ストーブの近くに布団を置いたことが原因で火災に発展したり、暖房器具の近くに置かれていたスプレー缶が破裂したりするなどの事例が発生しています。
NITEは、カセットこんろやスプレー缶、電気ストーブを取り扱う際は、次の点に気を付けるよう呼び掛けています。
■カセットこんろ・ボンベで気を付けるべきポイント
・高温になる暖房器具や調理器具など火気の近く、直射日光の当たる場所に置かない。
・大きな鍋や鉄板を使用しないこと。また、カセットこんろを2台以上並べて使用したり、炭の火おこしに使用したりしない。
・カセットボンベを捨てる際は最後まで使い切る。廃棄の際は各自治体の指定の方法に従う。
■スプレー缶で気を付けるべきポイント
・高温になる暖房器具や調理器具など火気の近く、直射日光の当たる場所に置かない。
・暖房器具や調理器具の近くなど、火気がある場所でスプレーしない。
・屋内などの換気の悪い場所で残った内容物を抜く作業をしない。
・捨てる際は最後まで使い切る。廃棄の際は各自治体の指定の方法に従う。
■電気ストーブで気を付けるべきポイント
・洗濯物やカーテンなど可燃物の近くで使用しない。
・電源を入れたまま就寝や外出しない。
使用しないときは電源プラグを抜く。
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