護るべきものとは

記事
コラム
立って半畳 寝て一畳。天下とっても二合半。
どんなに広い家に住んでも、起きているときは半畳のスペースがあれば十分だし、寝るには一畳あれば十分である。天下を取ったような人でも一食に二合半以上の飯を食うことはできない。人が生きていくのに、それほど多くのものはいらないということ

人間の際限のない物欲を戒める言葉である

あのナポレオンの辞書に『不可能』の文字がなかったように
この文書に記されている登場人物たちの辞書には『戒める』がないのだろう

国際調査報道ジャーナリスト連合が報じた『パンドラ文書』である
国王・元首相・大統領などがその名前を連ねている
その内容は税率の極端に低い租税回避地を使った取引が記されている

悪いことをするときに一線を越えるという表現があるが、
これらは一線を画すという表現も当てはまるほど
一般の世界とはかけ離れた規模である

税金を払う国を選んでいたグローバル企業への最低税率が定められたように
世界の垣根を取っ払ってしまって租税回避などできない世界に統一してしまえばいいのに・・・。

格差をなくしていきたいと考えているのが文書に名前を連ねるような人々であってほしいものである

※令和3年10月19日 中日新聞 中日春秋を参照させていただきました

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す