はじめに
こんにちは、気心アドバイザーのひすいです。
何もしないってことは意識してしないと結構難しいものです。
何も持たず、何も考えず、それでいて瞑想するわけでもないのです。
これが何になるのか?
と、いうことで、今回のテーマは、「何もしない技術を習慣にする」です。
何もしない技術を習慣にするということについては、これまでマインドセットでも話してきたことですが、本当に「何もしない」という時間を1日15分でも取ることがポイントになってきます。
それはなぜか?をお話していきます。
何もしない時間
以前お話しした「U理論」でもそうですが、簡単に言えば、悩んで苦しんで、そして「何もしない」という選択をすることです。
本当に何もしないというのは、
読書もしないし、できれば頭の中の思考もあまり考えすぎないようにすることです。何か目的を持つと、死角が生まれるんですね。ゴールを設定すると、それによって見えなくなる部分が出てきたりもします。
だからこそ、本当の意味で何もしない時間を取って、頭をボーッとさせることが大切なんです。
一番いいのは、お風呂やランニング、散歩などの時間でしょうか。
こうした時間は、何もしない状態に自然と導いてくれます。
世界中の天才たち、特にアーティストたちは、この「何もしない技術」をしっかりと取り入れています。
私の好きな作家の一人に、レイモンド・チャンドラーという人がいます。
彼の作品は村上春樹さんにも大きな影響を与えています。
例えば、「タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きる資格がない」や、「撃っていいのは、撃たれる覚悟のあるやつだけだ」という有名なセリフがあります。
チャンドラーさんは、毎日4時間も何もしない時間を過ごしていたそうです。現代の僕たちにとって、4時間何もしないというのは少し難しいかもしれませんが、彼が独自の発想を持つ天才作家であった背景には、この「何もしない」時間があったからこそだと思います。
何もしないと罪悪感を感じる
現代社会では、「何もしない時間」を過ごすと罪悪感を感じますよね。
私自身も何もしていないと焦りを感じることがよくあります。
特に金銭的に余裕がなかった時期には、何かしないと不安になることがよくありました。
でも、何もしない時間を取ることが重要なんです。
リラックスしようとか、気を紛らわせるための読書などは、「何もしない」とは違います。本当に、何もしない時間を作ることが大事なんです。
これが意外と難しいんですよね。何もしないと将来が不安になったり、焦ったりしてしまう。
世の中は、ToDoリストを作れとか、スケジューリングをきちんとしようとか、タイムマネジメントが重要だとか言いますが、ある程度意識レベルが高い人や、ネガティブな思考をクリアにしている人にとっては、「何もしない」ということがとても大切になってきます。
例えば、U理論で言う「Uの底」を潜る前にも、まずは何もしないことが必要です。大いに努力して、考え抜いた後に、ボーッとした時間の中でアイデアが降ってくることが多いんです。
何もしていない時間にひらめく
車の運転中や、歩いている時、お風呂に入っている時に突然アイデアが降ってきた経験はありませんか?
これは、1つのゲシュタルトが構築されたり、抽象度が上がったりする瞬間です。これが、ひらめきや問題解決、または新しい発見につながるのです。
何もしない時間を取ることで、私たちは「引き寄せの法則」のようなことを体験することがあります。
でも、実際には何かを引き寄せているのではなく、それに気づけるようになっただけなんです。つまり、意識が変わったからこそ、見えるようになったということなんです。
習慣にするためには
最初は難しいかもしれませんが、ぜひ何もしない時間を意識的に取るようにしてみてください。
朝の寝起きの時間や、昼間の15分間など、スマホも持たずに本当に何もしない時間を作るんです。
最初は3分でもいいので試してみてください。
3分でも生活が変わってくると思います。
ということで、今回のテーマは「何もしない技術を習慣にする」というお話でした。
今回もありがとうございました。
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それでは、また。
大丈夫、きっとうまくいきます。