【体験レポ】ジモティーで依頼したガラスフィルム施工が想像を超えてた話
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コラム
今日はジモティーでお願いしてた車のガラスフィルム施工の日。
場所は某ショッピングモールの屋上駐車場。指定された時間に行ってみると、すでに依頼した人物が先に来ていた。
駐車場の端に立っていた彼は、白のスーツに身を包み、身長はゆうに2メートルを超える巨体。
メガネの奥に光る眼光と、背中のスーツ越しにも見える傷だらけの入墨。
そして何より衝撃だったのが、彼が場所を確保するために邪魔な車を次々に破壊していたことだ。
──え?これ、フィルム貼る流れだよね?
唖然としながら近づくと、彼は静かに言った。
「……やるかい?」
一瞬で空気が変わる。
俺の口が勝手に「お願いします」と動いた。
そして施工が始まった。
ドアを開けようとした俺を制して、
彼は片腕でロックしたままのドアを……もぎ取った。
すごい握力だった。
そのまま、もぎ取ったドアを地面に置き、
ガラスに丁寧にフィルムを貼っていく。
指先の動きだけはまるで職人。いや、これはもう芸術家だった。
一枚、また一枚とドアを剥がしながら施工を進める。
俺の車がだんだんスケルトンになっていくのに、なぜか不安より感動が勝った。
そして、すべてのフィルム貼りを終えた彼は、静かにその場を後にしようとした。
……が。
近くに駐車してあった車のドアを開け──
いや、もぎって乗り込み、エンジンをかけて走り去っていった。
花山薫、免許持ってたんだな。
そんな一日。