治療は順調に進んでいます。体も少しづつですが、よくなっているので、今日は京都駅のカフェで久しぶりに仕事をしました。
下書きから何から全部手打ちなのですが、私はテキスト打つのはかなり早い方だと思います。だからなのか、猛烈にテキストをうちこんでいる自分を、傍にいるおばちゃんが、パンをくわえて、呆然と眺めていたのが忘れられません....。w
まぁ、AIで鑑定書が書ければ楽なんでしょうが、こればっかりは結局、無理だと思います。AIは、イマジネーションを働かせることができません。そして人の心を動かすことも計算することもできないからです。所詮、プログラムした通りの答えしか出てきません。
算命学も他の流派で鑑定書を頼むとコピペの連続で出されるようなことは案外多いですが、うちは本当にほぼ手打ちなので、高額イメージだとは思いますが、実際はめっちゃ収益率は悪いと思います。w
これはビジネスとしては、ホンマ自分のダメさ加減かもです。
しかし、言い訳するならば、ほとんどコピペで終わってしまうレベルで見たプロファイリングというのは、やはり非常に浅いレベルで終わります。だから気づきが少ないこともあって、結局、その後自分の意識が変わるようなことにはなりにくいと思います。だから、かえって何度でも同じような悩みを算命学に持ち込み、リピートしてしまうのだと思います。(まぁ、鑑定師としては、そのリピートがねらいでそうしているのかもしれないけどね。)
それならば、と販売されている鑑定ソフトを買いさえすれば、じゃあなんでも占えて、わかるのかというと、その鑑定ソフトも、結局は同じことだと思います。
単なる算命学の電子辞書なんですよ。それは。
本来の算命学の源流は、人の超意識の世界を取り扱う密教の技法のひとつですので、学校で教わることだけで鑑定師がやれるかというと絶対に無理です。 いくつもの複数の知識の体系だった柱や深い知識が必要になります。
だからこそ、プロファイリングのAIプログラム化は....まぁ、まず無理だと思いますね。いくら機械が発達したとはいえ、やっぱり人間の脳力はすごいんですよ。w
そうそう、昔、算命学の世界の有名な権威の先生に、大学の経済学部をでた生徒が「算命学は統計学ですよね?」と質問したことがありました。
その先生は「全く違う」と答えていました。
ちなみにその先生は算命学の本当の歴史を知っていると思いますが、ビジネス的な判断からか、公にはなさいません。
そして、黙すことで自分を守ります。
なので、結局、なぜ統計学ではないと言い切れるのか、という質問に対してお答えになることはありませんでした。
これについての実学算命学の持論は、というと、確かに何百万ものデータを集積してその中から論理的な法則性を見つけていくようなアプローチというのは、歴史を眺めてみると、実は15世紀くらいの数学者たちが西洋占星術を題材として試みたことがあるそうです。星の配置や天文的な事象の過去データを集め、それをもとに天気の予測から後継の命運までをも読み取ろうとし、時の権力者が当時の先端の数学者たちのパトロンになったそうですよ。
しかし、算命学の源流になるものは、確実に15世紀よりもずっと前から存在していたんですよね。だから数学が発達した後、統計学で見つけ出したものとは言いがたく、それほどのビッグデータを当時の人間がどうやってあつめられたのかすらわからないし、それを解析するコンピュータは一体どこへという話になるんですよ。
それでも、この学問はなぜかずっとずっと前から存在していたんです。
そして、統計学では過去の事象データから未来の傾向性を導き出そうとしますが、実際それをやろうとすると、やっぱりそれはさまざまに複雑な要素が関わりすぎて、無理です。過去を基にするほど、過学習という状況も起こります。
ただね、算命学の大手学校の校長は、算命学とそういう関わり方をして、ひとを占っているので、過去をベースに未来を出そうとしているんで、それもひとつのやりかたといえばやりかたなのかもしれません。
しかし、そうやって過去を根拠にした未来予測は散発的な予測である上、その学校の出す毎年の予測はまぁ、あたった試しがほとんどありませんし、結局どんな年なのかわからない、なんの指標にもならないという....
ならば、コンサルタントの情報を集めた上で、今年の予測を立てた年報を読んだ方が算命学よりもずっと当たるといえましょう。w
算命学はひとの未来をあてる学問じゃない、っていうのはそういうことも含みます。
東大受験をチャレンジしつづけたAI、東ロボくん、の軌跡をみてもわかりますが、宇宙の複雑に絡み合ったその要素全てを数式に表していくことができない以上、今後も到底、技法すべてをプログラミングはできませんし、それがやれたとしても「常識の暗黙知」と「感情の自然な動き」を数字化すること自体ができませんので、AIと鑑定師の置き換えは不可能。
せいぜい、表面的な意味を辞書的にピックアップするような形での鑑定書が出来上がるだけでAIが人の宿命の全体像を判断することはほぼ不可能に近いと言えると思います。
それが算命学アプリができる鑑定の限界点だと思います。
さらにより精度の高い鑑定ができるようになるには、それこそ膨大な量のビッグデータが必要になることもその理由で、基礎になるデータを個人が集めることなど、膨大すぎてそもそもできないはずです。中国並みに地球上の全データと宇宙の天文データを取得できるなら別かもしれませんが。
とすると、算命学鑑定師の判断力の元が何になるのかは、自明だと思います。
学校で習う法則技法それ自体は、確かにプログラム化すればAIが再現できる可能性のあるレベルのものではあるのですが、それを使って悩める人をみるとなった時には、あまりにもクライエントの個別の要素が複雑すぎて、個々における問題解決のヒントには、どうしたって至らないわけです。
だから学校が経営を永続できるわけですよ。w
AIにこの人の祖父が自殺した理由を教えてください、とかこの人の夫婦関係が改善するにはどうしたら良いのか、と打ち込んだって、明確な指標は出てきようがないのですよね。w
となると優れた算命学鑑定師というのは自分の経験値の中に一体どれだけ個人的に分類された人間データがあるか次第になります。
仕事のクオリティは、独自の人間観や、人生パターンや人間分析の指標を持っているか、あらゆる分野を問わず、個人的に整理整頓された体験データがいかに多いかにかかっているということです。
やさしい言い方にかえれば、人生経験が深くて広い人が、より精度の高い鑑定ができるひと、ということです。つまり、どこの流派なのかとか、学校のどの段位をもっているか、何年学校で学んでいるかということは、正直、プロファイリングの全く腕とはそんなに相関関係がないんですね。
例えばなんですが、こんなことがありました。日本の宿命は天皇の宿命で見ますが、平成から令和に変わった時、日本がこれからどのような国になっていくのかという見通しを、大手学校の古株の先生が語られたことがあります。
今上天皇の日干支が辛巳であるので、日本は世界に華を添える国になります、という見立てで終わったのですが、実は辛巳には、形だけのお飾り的存在というネガティブな意味も同時にあります。
この先生は表向きの浅い情報によって、自分が体感する日本のムード(当時は平和的、経済的にも豊か)の延長線上でしか日本を見ていないので、世界におみこしを担がれ、華を添える国に、という方向へ見立てたわけです。
しかし、もしも同じ鑑定をしたひとが、当時から日本の状況をコンサルタント並みに入念に調べていたとしたら違う結果になります。
実際の国際政治や国の制度、社会問題、歴史等を深く下調べしていたとしたならば、今の日本は令和になると、今の天皇によって完全に「先進国のなかのお飾りとして存在する国、独立国としては中身がスカスカ、形骸化する」という方へ見立てると思います。
鑑定は絶対ではない。想定される状況は、打ち出すことはできるけれども、それは決まった未来ではないんです。
そして鑑定師の判断もベストは尽くすけども、それは「絶対」ではない。
つまり、日本算命学の世界の算命学鑑定師の良し悪しは、現状、この鑑定師がどのような情報を集め、どのように世の中を眺めているか、ということに大きく鑑定結果が左右されている世界だということなんですよ。
社会経験が浅く、中学レベルの知識や判断力しかない人間と、社会の表も裏も眺めてきて、大学レベルの知識を所有し、その判断力を持つ人間とでは、同じ技法を使っても、見えてくるものが全然違うということです。どれだけ、悩める人の相談を自分のことのように聞いてきたか、そして問題解決に取り組んできたのか、他分野の専門家から学んできたのか、そして現在も日々、学びを続けているかどうか、これらが鑑定師の仕事の質を決めるということです。
医者だって、弁護士だって、なんだってそうだと思います。
学校で教わるレベルのことというのは、実はどんなひとでも誰でもできることなんです。いい医者なのか、いい弁護士なのかを決めるのは、そのあと、日々自分で勉強したかしないか、ということによるってこととあんまり変わらないわけです。
勉強が嫌いな人間は、そもそも問題解決にあたろうとするときに生じる葛藤に弱いわけなので、まず算命学鑑定師にはなれないと思って良いと思います。
youtubeでは、たった半月で、主婦が占い師デビュー!月100万円なんて歌っている宣伝ビデオが出てきたりもしますが、まぁ、まず算命学はそんな甘い世界ではないです。それくらい、多岐にわたる勉強が必要になる世界なんです。
だから、鑑定師を目指しての学校入学は、本当によくよく考えた方が良い、ということを再度お伝えしたいと思います。